意識を飛ばしたかずを、きれいにしてやりながら、身体中にキスをする。
敏感な場所は、無意識でもピクッとするのが可愛くて、なんとなくやめられないでいる。
今日は、かずが翔くんと相葉ちゃんと潤にキスをしたから、余計にやめられない。
着替えの時に見られにくい、柔らかい内腿の足の付け根に近いところに痕を残した。
かずが、おいらから離れるなんて許さない。
他のやつを好きになったのかもって思いながらも、離れるなんて考えもしなかった。
どんなことがあっても、離してやれない。
かずはおいらの全てだから。
「愛してる」
散々全身にキスをして。
やっと満足したおいらは、かずにパジャマを着せて、毛布と布団に二人でくるまって眠った。
何日か経って、かずがポツンと言った。
「あの歌。あんたと別れようって思った時のこと思い出して歌ったんだからね。俺、ちゃんと好きになったの、あんただけなんだから」
あんたってお前が言うときは、マジで照れてる時だよな。
素直じゃなくて、天邪鬼なお前が大好きだよ。
ずっと、一緒にいような。
おしまい