大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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会いたくて堪らない君には
もう会えなくて。
どうしてあの時
君の手を取らなかったんだろう。
大人ぶって、勇気もなくて
君の太陽みたいな、眼差しが恋しいよ。
「おーちゃん。俺、おーちゃんが好きです。ずっと、俺と居てくれる?」
「え?何言ってる。」
「だから... 」
「そうじゃねえよ。おいらもお前も男で、アイドルで、嵐だ。お前なら、そんなのダメってわかるだろ?」
「おーちゃん... 」
「その内、そんなの気の迷いだって分かるよ。あんまり忙しくて、ちょっと血迷っただけだろ?」
「おーちゃん。」
「おいらも忘れるから、お前も忘れとけ。」
「... ごめ... なさい...... 」
「なんで謝んだよ?悪いことなんてしてないだろ?」
「...... うん... ごめん。」
「だから、謝んなって。」
謝ることすら許してやらないで、今ならどんなに酷いことしたのかわかるのに。
画面の中なら、楽しそうなのに、楽屋なんかじゃ大人しくて、物静かになった。
あれは、嵐になって3~4年たった頃だっけ。
二人で遊んでた時に、突然、かずがおいらを好きだって言った。
あの頃、嵐は正念場で、かずもまだ未成年で、おいらもかずが好きだったから、本当はめちゃくちゃ嬉しかったけど、大人ぶって、無かったことにしたんだ。
かずはまだ若くて、おいらも若くて、かずの気持ちが、もしも離れていったらって想像したら怖くて。
大人になっていく内に、こんな気持ちもお互いの中から消えると思ったんだ。
あの日から、今も変わらず、お前はおいらの側にいるのに。
あの頃の、おいらを好きだと身体中で叫んでるみたいな、夏の太陽みたいなキラキラしたお前は、もういない。
会いたくて、逢いたくて
どうしたら会えるのか
そんなことばかり考えてる。
お前は、今もおいらの隣で笑ってる。
熱を感じさせない、春の優しい日だまりみたいな柔らかい顔してる。