シロの日 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

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大宮さんの妄想bl小説です。
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ホワイトデーなので、白➡しろ➡舞賀家のシロちゃん。
と、いうことで(どうゆうこと?)
舞賀さん家のシロちゃんのお話です。



シロの日


「シロ。なんか欲しいものあるか?」

「シロちゃん。明日、学校まで自転車の後ろに乗せて行ってあげる。」

「シロ。今日の夕食は、シロの好きなハンバーグ作るよ。」

ジロにいも、サブにいも、ゴロくんも、
いい加減にしてほしい。

金曜日から、この調子で、なんとか僕に、イエスと言わせたいみたい。

「なんだあ。お前らまだそんなこと言ってんのか。いい加減にしろよ。」

あー、やっと来てくれた。
イチにい、遅いよ。まぁ、課題の絵を描いてたんだろうし、仕方ないか。

「何、言われてもやだ。
絶対、やだかんね。」

『えーーーー!』

この兄ふたり(明るい天然イケメンと優等生イケメン)と、双子の弟(二卵性だから全然似てなくて、キラキラ王子の弟)は、バレンタインに、告白されて、お断りする理由に、恋人がいるって嘘をついたらしい。

ホワイトデーに、恋人とデートするでしょ?じゃあ、写真撮って来てよって、言われて。
恋人いるのに、それっぽい様子がないから変だって、追求されて。
分かった。写真見せるよって、約束したんだって。

で、こともあろうか、僕に。女装して、恋人のふりして写真撮って欲しいとか、言って来た。
いくら、僕が小柄だからって、女の子の服着るのなんかやだよ。確かに、しょっちゅう、女の子に間違われるけど。
だいたい、僕には、イチにいってゆう、恋人がいるって分かってて、そうゆうこと頼むっておかしいでしょ?



って、思ってたのに。
なんで僕、肩までのウィッグかぶって、ミニスカートとセーターとピーコート来てるの?
今、ブーツ履かされてるし。





まさか、イチにいが、裏切るなんて。







洋服は、全部プレゼントするよ。
ミニスカートのシロ、カワイイだろうなあ。
そうだ、そのまま、デートしてきたら?

とか言って唆されて、
うるうるおめめのイチにいに、一回だけって言われて、うっかり頷いちゃったんだ。

家の小さい庭で写真撮って、
『ありがとう、シロ。』
って、喜ぶ3人。

まぁいっか。
もう、なんかどうでもいいような、気さえしてくる。

その時、ずっと静かだったイチにいが、グッと僕の手をひいて、3人に声をかけた。

「おいら達、明日まで、部屋にいるから。
ごはんは、廊下に置いといて。」


唖然とする3人を、尻目に、僕は、イチにいの部屋に連れ込まれた。

「カワイイ。ダメ。外になんか出せないよ。ずっと、おいらと居よ?」

滅多にない、イチにいからの、甘い言葉に、ぼーっとして。
でも、嬉しくて、ギュッと抱きついたら。


朝まで、イチにいに愛されました。



お馬鹿な兄ふたりと弟のおかげで、

甘いホワイトデー。







僕の欲しいもの?



イチにいだけだよ♪





おしまい