表題を見て、『子は親の話を聞いているか』の間違いではないか、とお感じになったかもしれません。
ココはやはり『親は子の話を聞いているか』で通したいと思います。
私の家庭の話で恐縮ですが、亡くなった父は、良く言っていました。
「こんな事を言っても分かるか、どうか分らんが・・」という前置きの後に私に説教めいた事を言うのでした。
私は、当時は親父と上手く行ってなかったので、無視するような酷い子でした。
”無視する”と言うより、正確に言えば、聞こえてるけど、聞いてない振りをしていました。
随分と酷い子どもでした。
当時の親父の歳に自分がなってみると、確かに聞いてないこともあるけど、大方は聞いています。
また親の影響が逆に働いて、私なりに相槌を打ったり、たまに質問を入れながら聞いているつもりです。
しかし油断は出来ません。 こうした事を自分で確認しようにも、難しいからです。
子どもと一緒に食事しながら「俺の話の聴き方は合格点かな?」とも言えませんしね。
妻とは出来るかも知れません。・・・・いやいや、それも結構、難しいかもなあ。
上手く話を聞ける人は、それだけでも家族の役に立っています。
親と子の関係を良くしようと思えば、この傾聴力は欠かせない力です。
元来は『人と接するときは、先ず聞く事が大事だよ』と、何度も人に言われたり、学んでいるものです。
こう書きながらも、難しいものだな、と改めて思われます。
世間に広まっているコーチングの技術を教える方は、コーチのスキルとして傾聴力、承認力、質問力を磨きましょうと言いますが、正に子とのコミュニケーションに付いては、コーチと同じ力が求められていると実感します。
花に水を与えるときに、『寒いけど、頑張れ~』などと言いながら実践すると、良い花が咲くという方がいらっしゃいますけど、自らの態度と振る舞いが相手との関係を良くしたり、悪くしたりするのでしょう。
子と話を交わす時は、花への水かけを意識してやろうと思った事です。
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