なたの常識は実は非常識です。




「いやいや、何言っているんですか谷﨑さん。」

となりますよね。

しかし、すべてを否定できるかというとそうではありません。


海外に行ったことがある人はわかると思いますが、
そもそも日本における常識は海外では非常識なことが多いです。


日本における上下関係、目上の人を立てるという概念が、
そもそもない国なんてたくさんあります。


日本では歳が1つでも上だと先輩という扱いになり、
年下の人はその先輩にタメ口を聞くと怒られます。

アメリカなんかはそんなことはなく、
年下でもタメ口で会話します。


・人前でげっぷをしてはいけない。

・タバコのポイ捨てはしてはいけない。

日本ではそんなの当たり前ですが、ある国だと、
人前で当然のようにげっぷをします。

たばこのポイ捨てなんていい大人の人でも、
佐々木希のようなきれいな女の人でもしています。


彼らの常識と僕らの常識。


どちらも常識だと思っているはずです。

でも、日本人からしたらそれは非常識という常識。
彼らからしたらそれは常識。


なぜ、わざわざそんなことで文句言いやがるんだこの日本人は非常識な。


と、相手は思うのです。

かなり本質的な話になりますが

常識という概念は、あるコミュニティにおいて
共有している1つの価値観にすぎないわけです。

だから、色んな人の常識に触れることで、
色んな人の世界観を垣間見ることができる。

単なる1つのフィルターにすぎないのです。
別の言い方で言えば、ただの色眼鏡です。


例えば、僕は日本で生まれ育ったので、
日本人が一般的に常識だと思っていることは理解しています。

また、アメリカ人と交流する機会も多いので
彼らのの常識や文化も少しだけ知っています。

台湾もそうです。

こうして、色々なフィルターを通して、
世界を観ていくと、人それぞれ全く違う価値観で生きているということがわかる。

日本で美容師を志す人は、何年もアシスタントをして、

毎日夜遅くまで無給で残業して、技術を身につけやっとデビューする。


ブラジルで日本式の美容室を経営していた日本人のオーナーは、

同じ方法でブラジル人達に夜遅くまで練習をさせていたら、

彼らは無賃金労働だと訴訟し、オーナーは数億円の賠償金を払わなければいけなくなった。


このように、全く自分の常識が通じないのです。

さて、前フリが長くなってしまったので
ここでやっと本題に入ります。


あなたの常識って何ですか?





考えてみてください。

常識というのは小さい頃からの親の教育だったり、
学校教育、メディアによる洗脳、つきあう人間からの影響など。

こういうことがかなり影響しています。
しかも、知らず知らずのうちに。

毎日会社に行くこと

彼女は1人しか作ってはいけない

一生日本で暮らすこと

平日は朝起きること

定年まで仕事をする


まだまだ色々あると思いますが、こういうこと思っていませんか。

常識の正体とは、一般的にみんなが思っている共通の、
こうであるべきという概念です。

ということは、それをすべて理解した上で、
わざとそこから外れてもいいんです。


常識にとらわれない人。


という言葉がありますが、あれは常識を知らないのではなく、
常識を知った上で、俺はこういう風の方がいいからこうするという、
単純な決断をしているだけなのです。

子供とかってそうですよね。
常識を知らないから、好き勝手する。

だから、楽しそうですよね。

なんというか、抑圧されていないという感じで。

もちろん、僕らは大人なわけですから、
本当にみんなが持っている常識を知らずに、それを空気を読めなくて、
配慮ができないというのは、ダメです。

そうではなくて、みんなが持っている常識を理解し、
その上で敢えて常識にとらわれないということです。


「コア」アイデンティティ

「シェル」アイデンティティ。

というのが人にはあります。

コアアイデンティティとは、自分のコアです。

こうしたい、こういう生き方をしたい、といった
ありのままの自分のことです。

シェルアイデンティティは、社会に適合させるために、
わざと作り上げた人格です。

上司がうざすぎて一発殴りたいんだけど、
殴ると問題になるし、会社での立場もやばくなるし、
最悪クビになるかもしれない、だから、ここはおとなしく言うことを聞こう。

これはシェルアイデンティティです。

上司がうざい場合、
殴りたい、もしくはもう2度と関わらないようにしたい。

ここがコアアイデンティティの声。

常識通りに生きている人は、シェルアイデンティティの殻がガチガチです。

だから、自分が本当はどうしたいのかという、コアの声も、
自分で聞くことができない状態になっています。

自分のコアの声を聞いてはいけない、人生とは我慢することが当たり前なんだ、
という、常識、シェルが構築されているから。

そうなると、どうなるのでしょうか。

生きていてつまらないという気持ちになってくる。
もしくは、ふとした瞬間に「俺このままでいいんだろうか」となる。

で、それはなぜ湧き出てくるのかというと、
自分のコアに嘘をついて生きているから。

コアに嘘をつくと、それは違和感として、
そいういう形で出てきます。

あなたはどうですか?

ふとした瞬間、頭の片隅にずっと残っている違和感ありますよね。

それは、あなたのガチガチに固められたシェルアイデンティティの奥底の、
コアがあなたに発信しているメッセージです。

「俺は本当はこうしたい。」
「こうあるべきだ。」
「こんなはずではない。」

心の奥に潜んでいる、もう一人のあなたが、
あなた自身に語りかけています。

ほとんどの日本人は「時間売りの商人」で一生を終えます。

世の中でも最高級に価値の高い時間を経営者に売って生活をしていますから、
コアが警鐘を鳴らす場合が多いのです。

もちろん、それで満たされている人は問題ないですが、
やりたくない仕事をしている人などは、コアが反応しまくってきます。

ふとした時によぎる欲求、未来のイメージ、なんだかわからない違和感。
それは、あなたのコアが語りかけているのです。

コアに正直に生きることによって、あなたは覚醒します。

自らのコアと定期的に対話しそのコアの意思を尊重していくことで、
あなたは全く違う人間として開花する。

自分のコアに忠実に生きる。
その道を決意した時、あなたの新しいストーリーが始まることになる。

社会の枠組みに決められたありきたりな物語ではなく、
あなただけの完全にオリジナルなものがそこから動き始める。

人生は完全オリジナルの映画を作るようなもの。
常識にとらわれている人が描く物語はおそらく九割方同じ展開でしょう。

非常識な人が作る映画は展開が予測不能で
おもしろいかもしれませんし、つまらないかもしれません。

そろそろ、あなたは常識をぶっ壊し始めてもいいころじゃないですか?

時間は有限です。

できるうちに、コアと対話してみてください。

そして、お互いよりよい人生を生きていきましょう。



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