こんにちは!
 

なかなかないようで意外と身近に起こる交通事故ですが、きちんと保険にて治療費を払ってもらえる為には何を行わないといけないのか書いていこうと思います。

 

基本的には事故に遭ってどこから治療費や慰謝料がでるのかと言うと自賠責保険と呼ばれるものです。東京海上やあいおい等様々な会社がありますが、基本的なことは変わりません。(対応などの良し悪しの差はありますが)

 

で、事故に遭ってまず一番にすることは警察・救急を呼ぶです。これは本来事故を起こした人がしなければいけないもので、法律で決められており警察や救急を呼ばない場合は罰せられます。警察を呼んで事故処理を行わないと事故として取り扱われないので、意識などがハッキリしている場合はご自分を守る為にも自ら110番もしくは119番する意識を持たれた方が良いでしょう。

 

二番目は自分の保険会社に電話るです。相手が誠意のある方でしたら相手方の保険を聞いておきましょう。DQNと呼ばれる常識のない類の方でしたら警察を介して聞いたほうがスムーズに事が運ぶでしょう。

 

で、三番目ここも重要なのですが『事故から二週間以内に病院へ行く』です。なぜ『二週間以内』なのかというと、二週間を過ぎると事故との因果関係がないケガと保険会社が判断する為、自賠責保険が一切認められないからです。

しかし、事故のケガは外傷がないために後々痛みや違和感が出ることが多々あります。なので、それほどの痛みがなくても、病院での診察の際医師にどこどこが痛いと言ってきちんと診断書を書いてもらい、書いていない部位があったらその場で訂正してもらいましょう。

後々通院する時の治療費の支払いの際この診断書が重要になります。

 

 

そして細かい所は省いて、四番目が通院となるのですが、ここが一番ひと悶着ある所です。

病院に通院する場合は問題ない場合が多いのですが、整骨院に通う場合に色々とスムーズにいかないことがあります。

病院は基本17時までしか開いておらず、日祝日も休みで普通に働いている方はなかなか治療に行けません。そこで整骨院に通うという判断をされる方が多いのですが、ここで揉める事があります。

もちろんすんなりいくケースも多いですが、何故か整骨院は嫌われているケースが多々あるので・・・。

で、揉めるけーすですが

 

①病院の先生が許可をしない。

②保険会社が許可をしない。

 

があげられるのですが、実際のところ①も②も許可をしないというのは認められない事なので最後の手段としては弁護士を雇って交渉すると認められますが、お金がかかるのと時間がかかるので、まずは保険会社や医師と話し合う事からはじめましょう。

 

まず①の先生が許可をしないですが、その先生が整骨院を嫌っている(今もありますが特に昔の整骨院が酷かったせいもあるので仕方ない部分もありますけど)という可能性が大です。中には整骨院に行くなら診断書を書かないという医師もいます。

患者さんの話を聴く限りそのような医師がいる病院ほど整骨院に劣る治療をしている所がほとんどです。きちんとリハビリ室で治療を行ってくれる病院等は親身に患者さんの体のことを気にして扱ってくれます。

 

しかし、

診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、
診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、
正当の事由がなければ、これを拒んではならない。
(医師法第19条2)

正当の事由は、
(1)患者に病名を知らせることが好ましくない時(がん告知が拒否されている場合など)
(2)診断書が恐喝や詐欺など不正使用される恐れがある時
(3)雇用者や家族など第三者が請求してきた時
(4)医学判断が不可能な時

と、医師法で定められているので基本的には拒否はできないのですがね。

まあ、揉めても良いことはないので、時間がなくて病院への通院は厳しい等の理由を言っても聞き入れてもらえない場合は保険会社に電話して転院して別の病院で診てもらい診断書を書いてもらうことになるのですが、こちらも時間が経つと事故によるケガとして取り扱ってくれなくなるので二週間以内に済ませたほうが良いでしょう。

 

次に②のパターンですが、基本的にはこちらも拒否は出来ないです。

大体保険会社側が言ってくる理由は、医師が認めたならいいですよとかが多いです。まあ、診断というのは医師しか出来ないので仕方がない部分ではあるんですがね。

多くの医師はすんなり認めてくれるのですが、先ほど話したように整骨院を目の敵にしているような医師もいらっしゃいますので、その場合は根気よく説得するか転院するしかなかったりするのですけどね。

 

 

ここからさらに後遺障害などの話になっていくのですが、整骨院にこられる方で後遺障害まで行かれる方は少ないのでそこは端折りたいと思います。

 

 

こんな感じで事故からの通院の流れになっていくのですが、なにかご不明な点がありましたら相談も無料でおこなっていますので是非一報ご連絡を!