それからも私たちの関係は変わることなく続いていた・・・・・
そして今日はひろしの誕生日・・・・
プレゼントはもう先に渡していたんだけど
誕生日は平日ということもあって
一緒にどこか出かけることもできず
ひろしも仕事場で誕生日を迎えそうだと話していた・・・・・・
そこで私が思いついたのは
せめて誕生日くらいあったかい手作りの料理を食べてもらいたい!!
ってことで サプライズで手料理を届けることだった・・・・
寒い日だったこともあって
シチューとサラダ・・・・パンとケーキを大慌てで準備!!
誰かのためにこんなに“o(* ̄o ̄)o”ウキウキ♪しながら
ご飯を作っていることは
本当に久しぶりだった
家族に作っているときは・・・・ほぼ 義務感みたいな感じだったから
鼻歌なんか歌いながら・・・何度も味見をして
ビックリした顔を想像しながら作っている こんな気持ちがとても新鮮で心地よかった
作り終わって早速電話して待ち合わせの場所に向かう
待っているとひろしが駆け足でやってきた
私の車に乗り込むと
「急にどうしたの??」
とびっくりしてる
後部座席から紙袋をつかみひろしに差し出した・・・・
「さめないうちに食べてね・・・」
「えっつ!!ご飯??」
「うん・・・美味しいかは保証できないけど・・・」
「誕生日くらい温かいもの食べてほしくて・・・・・・」
「ありがとう!!」
思ったとおりすごくすごく喜んでくれて
がんばったかいがあったな~っと 素直に嬉しかった
少しだけ二人で話していると
ひろしのポケットから携帯のバイブの音が聞こえてきた・・・・・・・・・
まったく取ろうとしないから
あれっ??気づいてないのかなって??
「携帯なってるよ!!」
っていうと
「いいんだ・・・・・・・」
ってひろしは少し困った顔をした。