私は、患者さんにいろいろな不安がある場合は、夫婦が助け合うために一緒に寝られることを勧めています。

 昭和59年(1984年)1月5日。皇后と寝室を別にしては、という侍従・卜部亮吾の提案に、天皇はなかなか首を縦に振らなかったそうです。

 「その6年半前に那須御用邸で腰椎を骨折して以来、皇后さまは体力、気力、記憶力などの減退に悩まされていました。入江相政侍従長の日記には、妻を懸命に支える天皇の姿が詳細に記されています。老齢の天皇にとって公務はただでさえ激務。そのうえ夜分に皇后のお世話をしていれば、睡眠不足が重なり体調を崩してしまう。寝室を別にすれば、皇后には女官がつきっきりで行き届いたお世話ができるし、天皇はぐっすりと休むことができる。双方にとって最も良い解決策だと側近たちは考えたんです。」

 明治天皇は美子皇后と寝室を共にしなかったという。「高齢とか不仲といった理由ではなく、それが皇室の伝統だそうで、天皇を起こすのも、脇に侍寝したお后女官の役目だそうです。大正天皇の生母・柳原愛子さまも、成人した4人の皇女の生母・園祥子さまも、お后女官だったそうです。」

 側近たちが心配するのも無理はなかったが、皇后と一緒にいたいと渋った天皇も結局折れた。しかし、一時的に寝室を別にしたものの、3カ月後の4月12日には元に戻っている。このとき昭和天皇82歳、良子皇后81歳。ダイヤモンド婚を迎えていたそうです。

 昭和天皇は皇太子時代のヨーロッパ外遊以来、ライフスタイルを欧米風に切り替えていた。それゆえ新婚時代からずっとベッドを使用し、パジャマを着て、皇后と一緒に寝ていたのだ。宮中を変えたといわれる昭和天皇の改革は、寝室にも及んでいたようです。

 健康のためにも、是非、皆さんも、夫婦お互いを亡くしてから後悔するより、生きているうちに楽しくし幸せに一緒に寝ようではありませんか?。不倫してからでは、手遅れですよ?

 ●(参考ブログ)

あったかい家族の絆 http://ameblo.jp/nakamurahari/entry-12072241113.html

夫婦円満http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventrylist.do?entry_ym=201409  

夫婦は一緒に行動http://ameblo.jp/nakamurahari/entry-11891508671.html