今朝、治療中に患者さんから、昨日の某テレビ局の健康についての番組内容に対し、意見を求められました。その内容は、正座は血流障害を起こすので、正座はしない方が良い。身体に悪いという内容だそうです。

 例えば、正座をした後に実験上血流障害が一時的に起きたとしても、その後、身体はその負荷に耐えようと、膝が血行を改善し丈夫上になろうとします。

 負荷をかける時間が長すぎても短すぎても結果は異なると思いますが、子供の時期(小中学校)は身体に障害を与えず、絶えれるほどの正座なら、反って正座をした子供の方が膝や下半身が上部になり、健康で精神的に強い心を育むことができるように思います。事実、糖尿病の患者に於いても散歩や軽い膝の運動を継続すると骨密度低下しないことも解っています。そして、骨粗鬆症は運動とカルシュウムを多く含んだ食事を採ることが、薬物投与に優ことであります。 

 すべて、ケースバイケースですが、正座をしている方が姿勢も良く、腰痛の予防になるとも考えられます。したがって、現在の子供たちは膝を含めた下半身が弱くなっているように思います。

 また、姿勢が良いと内臓(心臓病・気管支炎)などの発症リスク低下にもつながります。そして、内臓への負担は勿論のこと、頸椎・腰椎のヘルニア予防にもなると思われます。

 普段、上向きに寝る方が良いですが、腰痛・咳の出るときは横向きに寝るなど、物事は、表に現れる数字の見た目に拘らず、その時の現場で一番良いことを選択しなくてはなりません。