主要メンバーが離れて

私は科学者武田邦彦先生の書籍を、これまで数多く読みました。

私自身が理工系の学校で学んだり、機会の仕事をしたことがあって、

事実関係やデータを重視するという武田先生の提言には、

共感するところがたくさんありました。

その武田先生が参政党のアドバイザーになるということで、

私も賛成党に関心を持ったのは自然のことでした。

自民党が日本の伝統と文化を守らなくなっていることへの危機感があったので、

私もサポーターになって参政党関係者と、数か月間勉強会を行いました。

市区単位での勉強会ですから、最も重要な政党の基礎を作り、

支える立場の人たちと一緒です。

当初から参政党の組織性について、腑に落ちないところとがありましたが、

真面目な人たちの勉強会には、それを超える楽しさがありました。

最近、その参政党の内部がゴタついているようです。

参政党の松田学代表が、突然役職を降ろされて神谷宗幣氏が代表になったり、

国会議員予定候補の赤尾由美さんが、突然公認を取り消されたりと、

外からは理解できない状況になっています。

それに関するいくつかの映像や資料に目を通しましたが、

今の参政党指導部（？）のやっていることに疑問が深まるばかりです。

武田先生は、「神谷さんに騙された。自分は人を見る目がなかった」

と語っていらっしゃいました。

ついには参政党を去られたようです。

参政党事務局が「共産党のような組織を目指す」と説明していたり、

理由不明のまま支部長が解任れるということだと、不信感を持ちます。

今年4月にあった区議会議員選挙の候補者が、「名刺一枚、党を通して

（高いものを）作らなければならないので、お金の負担が大変」

とこぼしていたのも、気になるところです。

せっかく国政政党になれましたが、これから離党者が増えるかもしれません。

参政党が停滞したとしても、地方議員選挙で当選した人たちは無所属で

議員活動ができます。

それが地方議員の良いところですし、参政党の皆さんとの勉強会では、

そのことも説明してきました。

社会への良き刺激剤になれると思っていたのに、とても残念です。

しかし、市区の党員の皆さんの真面目さには、今後も期待できるかもしれません。

うねりとなるか　

11月11日の話になります。

大坂の梅田駅前で、日本保守党が街頭演説会をやりました。

　梅田駅前の様子

映像を通してしかわかりませんが、何千人かの聴衆が集まり、

警察の要請で演説会を途中で中止せざるを得ない状況になりました。

名古屋、秋葉原、新橋駅前でも同じように聴衆が集まりましたが、

共通しているのは、聴衆の品が良いことです。

演説者の訴えに、静かな雰囲気で耳を傾けています。

ただ、いずれも演説会場では音響設備が悪かったようです。

演壇からちょっと遠いと、何を喋っているのかわかりません。

いろいろと事情はあるでしょうが、「音」には気遣いすべきではないでしょうか。

よく聞こえないのに、会場を去らない聴衆の皆さんの熱意に、

「日本国民は捨てたものではない」と思ったところです。

梅田での街頭演説中に、なぜかパトカー、救急車、消防車が会場に集合して

サイレンを鳴らし続けました。

どうやら、虚通報によるパトカーと消防車の出動だったようです。

警察から演説会中止の要請が来て、中断せざるを得なくなったことには、

ネット上に、ニセ情報によって妨害されらしいとか、

大阪府と大阪市は〇〇だから仕掛けたのではないか

といった、憶測が飛び交っています。

事実関係はわかりませんが、これからも様々な妨害はあるでしょう。

産経新聞を除いて、マスコミは日本保守党に関する報道をしませんので、

日本保守党の主張を一般に知られることは少ないかもしれません。

でも、それぞれの街頭演説には、ハツラツとした顔で

老若男女が参加されていました。

私の知人たちも、ワンコイン（党費500円）で政治に参加していると語ります。

政治素人の政党ということで、少々危なげな感じがしないわけではありませんが、

こうした人たちがいますので、日本保守党が大きなうねりになるかもしれません。

離散と集合