おはようございます!
今日の記事は長いんで、
前置きなしで行きます!(笑)
さて、夏休み旅行2日目となる8/20。
朝から地元スーパーの「原信」で買い出し。
ビールにチューハイ、日本酒の四合瓶を4本(笑)
どれだけ飲むつもり?
つまみのお惣菜なんかも買い込んで
向かったのは新潟港。
そう、新潟-小樽を16時間半で結ぶ、
新日本海フェリーのターミナル。
新潟を12:00に出港して、
北海道小樽に着くのは翌朝の4:30。
初めてこのフェリーに乗ったのは大学1年の冬。
必修の体育を出席不足で落とし(笑)、
救済措置だった野沢温泉(長野)でのスキー合宿の帰り。
ママは「私はちゃんと取ったもん!」と言うけど、
土曜の2講目だもの、健康な男子がきちんと出られる訳もなく(爆)
あの時は雑魚寝部屋に僕1人。
所要時間18時間で
運賃は¥5,000だったような記憶が…。
ちなみに今回は車込み2人で¥39,700。
そうそう、雑魚寝部屋ってもうないんだね~。
10年ひと昔とすれば、3昔以上前の話。
隔世の感あり、も当然か。
朝の9時過ぎから
気温はぐんぐんウナギのぼりで、
11時前にはすでに35℃オーバー。
新潟は暑かった記憶しかなく終了(笑)
貨物系はともかくとして、
日曜日の出港だというのに
車もいっぱい、バイクもいっぱい、の満席状態。
コロナリベンジ恐るべし。
まぁ、そういう我が家もその一部だけどね。
船首の展望ラウンジから、
出港準備の様子をしっかり観察。
定刻の12:00に新潟港を離れると、
赤白灯台を抜けた外海は
ホントに穏やかなベタ凪状態。
滑るように進むとは、まさにこのことで。
それこそ大学1年の時は冬の日本海。
結構荒れてたからね~。
記憶の上書きで快適な思い出に(笑)
サッポロビールの新潟ご当地ビール、
「風味爽快ニシテ」
サッポロクラシックに通じるような、
ライトビール感覚の一本。
ビールのお供と言えば、当然の枝豆。
前の晩の朝採れには敵わないけど、
なかなか旨味の濃いお味で。
クーラーボックスをテーブル代わりに、
2杯目は氷結の無糖レモン。
甘いチューハイってスッキリ飲めないので、
コレが出始めたのは嬉しいんだけど、
7%とはいえ、とにかく薄いのが玉にキズ。
家飲みだと、
甲類焼酎(25度):ソーダ:レモン=5:4:1
が基本なんで、
ざっと12~13%くらいだからさ。
チューハイもあっさり飲み終わって、日本酒タイム(笑)
四合瓶を4本も買っちゃったんで、
紙コップもいるよね、と目についたのがカップ酒。
どうせなら買うなら酒の方がいいか!と(笑)
でもコレがまた曲者で…。
前日に角上魚類の本店で買った
さつま揚げがようやく登場。
昨夜の〆はジャンクな「カレー唐揚げ」だったし(笑)
僕がカップ酒にやられて、1次会は早々に終了!
14時過ぎにお昼寝に突入!
ママは船内見学に行ってきたみたい。
車両甲板が3F、客室は4F~6Fの3フロア。
ホントに雑魚寝部屋ないね~。
こんな洋上ライヴもやってたらしいけど、僕はグッスリ(笑)
4時間ほど寝て起きたのは18時過ぎ。
ホントに夕方になってもベタ凪の日本海。
揺れてたのはこっちが酔っ払ってたからで…(爆)
水平線中央ちょっと左に見えるのは海上自衛隊の船。
こっちが北に向かってるところを西から横切って来るんで、
ロシアか中国か?とママと話してたら、
海自オタクみたいなお兄ちゃんが、
「何とかのヘリ空母だな、こないだ佐世保で見たよ」と。
よく分かるもんだね~と感心。
ちょうど酒が抜け掛けの二日酔い状態。
少し夜風にでもあたるか、とデッキに出ると、
気温は下がったものの、湿気たっぷりの海風。
二日酔いの薬と言えば、
遥か昔から
迎え酒に限る!
と相場が決まっている訳で(笑)、
船内の売店で缶ビール2本買ってきて
ママと2回目の乾杯。
ちゃんと浪花屋製菓の
「元祖 柿の種」も買ってましたよ。
大袋のパッケージにも青色を入れてくれると
雰囲気出るんだけどな~。
やっぱりこのイメージだからね。
結局二日酔いは解消できず、
途中で飲むのも面倒になって来て、
日本酒4本は手つかずで終了。
普通酒カップ酒恐るべし…。
〆に「ラーメン食いて~」となって、
カップヌードルのカレー食べたら満腹・満足に。
ママは「よく入るね~」とあきれてたけど。
4時間寝たばかりだというのに
21時過ぎには就寝。
2日目は酒飲んでただけでしたね(笑)
定刻の4:30に小樽港に着岸。
向かったのは僕の実家。
小樽から札幌に向かう途中はあいにくの雨模様。
あらら、そんな予報だったっけ?
5:30には実家に到着!
ウチの実家は小樽寄りの札幌なんで、
小樽着だとこの近さはありがたいね。
しかも3日間限定の高速道路パスを申し込んだから、
高速乗り放題!ってな訳で
小樽から銭函までも高速に乗ったからね。
ババの手料理朝ごはんで
満腹になった後は、しばし仮眠。
9:30過ぎにババも連れて実家を出発!
向かう先は、この年にして初訪問の十勝。
1泊2日の道内旅行ですよ。
高校1年の宿泊研修で
「大雪青年の家」っていうユースホステル?に行った時に
通ったような気もするんだけど、
まるで十勝の記憶なし。
十勝岳っていう2,000m級の山には登ったんだけどね。
さっきの雨は何だったのかね?ってな
スッキリ青空にまっすぐな道。
夏の北海道!って感じですよ。
昔は狩勝峠か日勝峠を通るしかなかったのが、
道東道っていう高速がつながって、
ぐっと近くなった十勝方面。
昼食は新得そばでも食べるか!と
トマムで高速を降りて狩勝峠へ。
眼下に広がるのは雄大な十勝平野。
これ見ただけでも、来た甲斐あったな、と。
「水曜どうでしょう」でおなじみになったカントリーサイン。
町の特産や名所をモチーフにした簡略イラストってトコかな?
北海道じゃ当たり前なんだけど、
本州だとほとんど見かけないんだよね~。
ちなみに新得はスキーがモチーフ。
佐幌岳を中心とする「サホロリゾート」っていうのがあるからね。
狩勝国道を山下りして、
帯広に向かう国道38号線沿いにあるのが、
新得そばの館「玄穣」
もちろん初訪問。
昼食のメニューは、
パパちゃん:せいろ+ミニ豚丼(¥1,200)
ママちゃん:せいろ+ミニ豚丼(¥1,200)
ババ:ごぼう天せいろ(¥1,200)
帯広と言えば有名なのが豚丼。
翌日食べられるかどうかも分からないので、
セットで食べられるせいろをオーダー。
まず出てきたのは、ババのごぼう天せいろ。
しっかり太めに切ったごぼう天がいい感じ。
食感も味も申し分なしでしたよ。
こちらはミニ豚丼とのセット。
鼻に抜ける蕎麦の香りがいいんだけど、
つけ汁がかなりの濃い目。
ホントに「チョン付け」で十分って感じ。
そば湯も貰ったんだけど、濃すぎて薄まらず…。
甘じょっぱい照り焼き風の豚丼は、
生姜焼き用より、もう少し厚切りかな?
かなりの食べ応えで、こちらは十分に満足。
十勝でよく見かけたのが、
「基線」という地名。
たぶん地区ごとに開拓していく際の
入植地のベースになった道ってコトなんだろうけど、
ネットで調べているとこんなニュースが。
やっぱり出るんだよね~。
60数頭の牛を食い殺したというOSO18は
ようやくつい先日仕留められたみたいだけど、
鳥獣保護の観点で駆除をセーブしてきた結果、
ヒグマが繁殖しすぎて人里に下りてきているみたい。
そもそも野生動物のエリアを人間が侵食している訳で、
動物愛護も大切な考えなんだけど、
共存のための適正な線引きも必要なんじゃないかな?
蕎麦屋の玄穣と、ヒグマが出た新内基線はこんな近さ。
ざっと見る限り、4~5kmってトコかな?
左から伸びて来る38号線を
狩勝峠からずっと下ってきたわけで。
まぁコレが北海道ですよ。怖っ!
食後のデザートは、蕎麦のアイスなぞ。
お姉さんが、
「機械の調子が悪くて、ちょっとユルめですけど」
というのを、
「いいからいいから」と買ったはいいけど…
「いい感じじゃん!」と思ったのも束の間、
外に出た途端にこちらも35℃の暑さにやられて
一気に溶け出してベタベタの大惨事に(笑)
やはりユルかったみたいです…。
外は一面のそば畑。
蕎麦のオーナー制度もあるんだね~。
白く可憐な蕎麦の花はこんな感じ。
本州だとあまり聞かないんだろうけど、
道北の幌加内と十勝の新得、鹿追あたりが
北海道の3大そば処ですよ。
さて、新得町を後にして、
清水町、芽室町、帯広市を抜けて行くと、
まさにこんな風景ですよ。
BGMは当然のことながら、
大空と大地の中で~松山千春
果て~し~ない~大空と~♪
広~い大地の~その~中~で~♪
僕の時代には当たり前のように
松山千春のモノマネやるヤツがクラスに1人はいたなぁ。
なんてことを思い出しながら向かったのは、
とかち帯広空港
ココで遅れて入ってきた慎をピックアップ!
慎は土日が仕事だったからね。
羽田便はJALしか飛んでいないらしく、
高値安定の¥30,000オーバー!
新千歳でピックアップした方が安かったんじゃないの?
と思いながらも、
まぁそうそう来るわけでもないんで、と
わがままな乗り物オタクのひとり息子を優先した訳で…。
まず向かったのは、
空港から車で10分ほどのこちら。
乗り物オタクには、鉄オタも含まれます(笑)
国鉄(古っ!)広尾線の幸福駅が
当時の車両を静態保存した交通公園になってます。
アイヌ語の「サッナイ」に当て字をした「幸震(さつない)」という土地が、
福井県の入植者が多かったこともあり、
「幸福」と名乗るようになったのが始まりとか。
僕の子どもの頃だもの、
今の若い人たちは知らないだろうなぁ。
1973~1977年ころが「愛国から幸福へ」の大ブーム。
恋人たちの聖地、なんて言われたらしいですよ。
本日の日付入り硬券¥220なり。
駅名標はお隣が中札内と大正。
愛国駅は大正駅のもう一つ帯広寄り。
静態保存された車内は、
何とも懐かしい昭和レトロ。
リクライニングなど全くない直角の座席。
窓下の板が貼ってあるところに灰皿があり、
(当時は普通に車内でタバコ吸えたからね)
瓶の栓抜きも付いてたね~。
エアコンなどついているはずもなく、
車内はサウナのような暑さだったけどね。
幸福を見たら、愛国もセットでしょ!と、
2駅先の愛国駅へ。
今は交通記念館になっているみたいですね。
もちろん入場は無料ですよ。
硬券のモニュメント。
こちらにはSLが静態保存。
東京都区内へは¥8,400だったそうで…。
昔は青函連絡船も国鉄の運営だったはずだから、
各駅停車ならコレだけで行けたのかもね?
帯広市内に入り、
立ち寄ったのは帯廣神社。
立派な神社ですよ。
ココに寄った目的がコレ。
シマエナガみくじ(¥500)
最近大人気のシマエナガ。
陶器?でできたシマエナガの胴体に
おみくじが入ってます。
普通のおみくじだと¥100なんで、
シマエナガの置き物が¥400ってコト(笑)
4人で買って¥2,000なり。
ちなみにパパ、ママ、ババは大吉。
慎は中吉でしたよ。
さて。この日のお宿。
幕別パークホテル悠湯館
帯広の隣町の幕別町にある温泉ホテル。
帯廣神社からも15分くらいだったかな?
それなりに古いんだけど、
奥に見える3階建ての白い建物がリニューアル済み。
客室はこんな感じ。
22畳の和洋室。
リニューアルしたばかり、って感じの
少し溶剤のニオイが残るくらいのお部屋。
ちょっと経つと気にならなくなるんだけどね。
旅行サイトで予約した時は14畳って書いてたんで、
お部屋に少し余裕があったのかな?
いい部屋にしてくれましたよ。
泉質は北海道でも珍しい
モール温泉
あまり耳になじみのない泉質だと思うけど、
泥炭(モール Moor)という植物起源の有機質を含んだ温泉で、
ココのお隣の十勝川温泉が日本では最初。
あと数万年で石油になる温泉
と言われることもあるんだとか(笑)。
お湯は茶褐色で
黒湯などと呼ばれるところはその可能性が高いかも?
とにかくお湯が柔らかくてアツアツ。
オジサンにはあまりメリットないけど(笑)、
お肌スベスベになるんで
ママもババも絶賛してたのは何より。
こちらの源泉は49.6℃というから、
少し冷ましたものを惜しげもなくかけ流し。
お風呂を出てから1時間近く汗が引かないくらい、
いやぁ贅沢なお風呂でした~。
地元の人たち向けの
日帰り入浴もやっているらしく、
夕方は少し混んでいたけど、朝は完全に貸し切り状態。
夜も朝もしっかり楽しませてもらいましたよ。
夕食はお膳ながら部屋食で。
十勝牛の陶板焼きをメインに、
海の幸に山の幸、デザートには赤肉メロンの計10品。
コレだけしっかりと和食系のお膳だというのに、
なぜか中央にあるのはエビチリ(笑)
北海道と来れば、ビールのお供は
ザンギ
でしょ!とこちらは追加でオーダー。
鶏の唐揚げと何が違うの?って感じだけど、
鶏肉に生姜、ニンニク、しょうゆで下味をつけたモノを
唐揚げにするってコトなんで、
広義で言えば間違いなく唐揚げだろうね。