糖尿病の患者数は厚生労働省の発表によると2010年以降、毎年増加傾向にあり、その数は2008年の237万人から2017年には過去最多の329万人にも及んでいます。生活習慣病の1つでもある糖尿病は欧米化のライフスタイルの影響を受けている日本において、高齢者だけでなく若者の発症率も高くなってきているため、更なる増加が懸念されている状況です。

この糖尿病の治療は即効性が高いものではなく、少しずつ症状の改善を図る、または進行を抑えるのが一般的と言えます。また、血糖値の値や変動の仕方は人によって異なるため、治療、看護をする側としても患者に寄り添い一人一人にあったアプローチをしなければなりません。中には、糖尿病専門外来を設けて糖尿病患者と向き合う医療機関もあるほどです。


糖尿病専門外来では、生活習慣病の改善、食事療法、運動療法、インスリン療法などきめの細かな対応が行われています。専門性の高い治療を受ける事が出来るので、患者の方は安心ですし、看護をする側としてもしっかりと責任を持って治療や看護にあたる事が可能です。

なお、糖尿病は合併症が多い病気としても知られていますが、糖尿病専門外来であれば、各種合併症治療との関連も見極めながら進めて行く事も出来ます。この様に糖尿病治療はこれからも需要の高い領域であり、専門性の高い看護を身に着ける事が出来る領域です。就職や転職、キャリアアップを考えている看護師の方にとっては糖尿病専門外来は注目の領域と言えます。

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