田舎の小さな村には、老人と孫娘のふたり暮らしの家がありました。村の人々は、老人を「知恵者」と呼んで尊敬し、孫娘を可愛がっていました。

ある日、知恵者は孫娘に言いました。「お前よりもっと賢い人がいるかもしれん。その人を見つけてくることができたら、お前にこの村を任せてやる。」

孫娘は興味津々で村を出発しました。彼女は山を越え、川を渡り、広い草原を進んでいきました。そして、ついに別の村にたどり着きました。

その村では、美しい花が咲き乱れ、人々は幸せそうに暮らしていました。孫娘はその中で一人の男性に出会いました。その男性は穏やかな表情をしており、彼女に親切に接してくれました。

孫娘は男性に知恵者を探している旨を伝えると、男性は微笑んで言いました。「知恵者はこの村にはいない。しかし、知恵者と同じようなことをする人がいる。」

男性は孫娘を案内し、一人の老人の元へ連れて行きました。その老人は知恵者と同じように、人々の相談を受け、賢い助言を与えていました。

孫娘は老人に村へ戻るよう説得しました。そして、その老人が村へやって来たとき、知恵者は驚きましたが、約束通り村を孫娘に任せることに同意しました。

しかし、そのとき、老人は孫娘に言いました。「私は君が探していた知恵者ではない。私はただの村人だ。君がこの旅を通じて学んだこと、それが真の知恵だ。」

孫娘は驚きましたが、心の中で納得しました。彼女は知恵者と同じように、他人に対する思いやりと理解を持ち、村人たちと幸せに暮らすことを決意しました。

そして、村へ戻った孫娘は、村人たちと共に新しい未来を切り開いていくのでした。

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