前回の続き
それでその日と翌日仕事を休みましたので
夜も遅くなり亡骸をそっと箱に入れました。
とても帰れないしそのまま実家に泊まりました。
夜中、やはり死んだ〇〇が階段から駆け上がって来ました。
私は布団を左手で開け入れてあげました。
そのまま安心して寝てしまいました。
翌日にはお花も添えて手配したお寺に頼み午後にはもうお別れしていました。
その日の夢は
ゴキブリを夢で退治していました。
実家の仏壇の隅に黒い焦げた物がいて「あ!ゴキブリ!」
スプレーをかけようとしましたが何故かできません。
何故かその黒い焦げた物体が可愛くて仕方ありません。
そして泣きながら「私には殺せない!!!」と叫び目覚めました。
翌日の夢です。
展望台のような窓のない風がよく通る所に立っていました。
私の手には風に散って少なくなった〇〇の灰
私はその灰がだんだん少なくなっていくのが悲しくてかき集めようとします。
が、とうとう最後のひとかけの灰が手のお皿からなくなってしまいました。
そこで泣きながら目が覚めました。
その又翌日の夢は
○○がいます。「あれ?死んだはずなのに生きてたの?嬉しい」
そこで目が覚めました。
その又翌日の夢にも、更に次の日も・・・連日夢に出てくるのですが
段々若返ってきてひと月位経つと、その姿は若くて活気があふれんばかり。
連日続く夢がとうとう知り合うばかりの小さな赤ちゃんになった所で
丁度リアルな45日が経っていました。
魂は荼毘にふせてから45日で
一気に人生を走馬灯のように戻していくのかな~と思いました。
それからは自分の好きな時の状態の年齢で夢に出れるらしく
好きな時に出てきてはくれましたが
それも20年を節目で最後のお別れの夢を見て以降出てきてくれません。
最後の夢は思い切り撫でてあげれました。
成仏はして欲しいけれどもう会えないと思うと寂しいです。