「用の美」を観に行ってきました


《北大路魯山人展》


北大路魯山人は類い希なる感性と独特の創造性で

幅広い分野で非凡な才能を発揮した方


書や篆刻で評価を得て、その後

30歳ころからは美食に目覚めて古美術の名品に触れ

芸術に関する見識を広げていったそうです


食通であり魯山人の器はあまりにも有名ですよね


私は陶芸をしていても

今までオブジェ的なものは作ったことがありません

大抵が食す為の器

そういう意味では私も「用の美」を追求してきているのかもしれません


魯山人さんには程遠いですがあせる



これまでの一般的概念を覆し

用の美を追究した姿


例えば志野の器はそれまで脆い土を使っていたのを

魯山人は信楽の土に志野釉をかけて丈夫なものを作ったり


これまでヒビが入ったり割れたりした物は破棄していたのを

銀彩という深いシルバーの釉薬をかけて蘇らせたり・・・

なので銀彩の器は裏を見ると様々な土だったりするそうです


今回私が気に入ってじっくり観ていたのは銀彩の作品たちでした



創造すること個性を出すことの楽しさ美しさを観ることが

出来た気がします


そしてお料理に関しては


「素材を生かせ」

「食器は料理の着物」


という言葉が心に響いてきました



私も用の美を追究した器作り

そして素材をいかしたお料理の探求を一生楽しんでいければと

思ったのでした


探求って楽しいですよね

皆さんは何を探求されていますか???


まだ見つかっていない方も

そして今あるという方も・・・

今後更に探求したいこと、モノに出会うかと思うと

ワクワクしますね


探求を一生楽しみましょうラブラブ