夜明け
不安に押しつぶされそうな夜に
一人ひざを抱えてうずくまってる
誰かを傷つけたくなくて
いつも 哀しく笑って
自分をごまかしたりしてる
本当は苦しくて仕方ないのに
本当はわかってほしいのに
いつか失ってしまうのが怖かったから
はねつけてきたのかもしれない
傷が深ければ深いほど優しさが痛くて
背を向けてきた
大丈夫だって
自分に言い聞かせてた
そんな日々が当たり前だった
だけど 時々は 立ち止まってみたっていい
頑張らなくていい
それは いけないことなんかじゃない
無理に笑ったりしなくていい
たとえ 泣くことを 忘れてしまっても
誰だって そんなに強くもなくて
だからって 弱いわけでもない
いつだって近くにいて
守ってくれていた そんな温もりが
形は変わってしまったとしても
今も傍にちゃんとあること
忘れないでいて
怯えたりしなくていい
誰も 一人なんかじゃない
夜が明けたらまた 歩いていこう