時の雫
詞:中島聖恵
時は形のないもので
雫のようにぽたぽた落ちて
通り過ぎていく
その雫の
一つ一つに映るのは
あの日の
笑顔だったり
景色だったり
想いだったり
こぼれ落ちる瞬間に
過去になってく
この手にはもう
何もないよと
佇んでいるうちに
今度はまた
違う色の雫が落ちて
代わりに
誰かの笑顔を映し出す
だけど悲しくなんかない
この手から
こぼれ落ちた
雫たちは
やがてまた空へ昇っていく
そして虹を架ける
それを見て誰かがまた
笑顔をくれたら
それ以上の幸せはない
この雫があなたの元へと
伝わるように
時の雫
永遠の記憶