不明を恥じて訂正

 

 一昨日のこと、ブログで漢字パズルについて述べた中で、「一日三秋」という熟語について「『一日千秋』の間違いではないか」と述べたが、昨日やっていた漢字パズルには又しても「一日三秋」という言葉が出ていた。

 

このパズル誌を作成している人々は、私などと異なる言葉の専門家に違いない。「そういった方々が作成していながら再びこれが出てくるということは、私が知らなかっただけかもしれない」と大いに気になり、そのことは脳裏にこびり付いていた。

 

今朝(十月八日)は五時過ぎに目覚めたため、早速そのことを調べてみることにした。私は熟語辞典を所持していないため、先ずインターネットで調べてみたところ、そこにはあった。出典は「詩経」で「王風、采葛」とある。

 

私は広辞苑や国語大辞典、漢和辞典などは所有しており、更に広辞苑を紐解いてみたところ、それには四字熟語など無かった。さらに国語大辞典を開いてみたところ、そこにはしっかりと掲載されており、出典とともに「一日三秋=一日千秋」とあったのだ。

 

 日頃から「批判的な文章はその裏付けをしっかりと調べてから作る」と自らに言い聞かせるとともに、「人は間違えることはあるもの」という考えを持っており、今回のことでこの後者がそっくり自らに当てはまってしまった。

 

 自らの不明と軽率を恥じるとともに先日のブログ文を訂正し、当事者の方々に対しては心からお詫び申し上げたい。このことは、今後の戒めとしたい。

 

 読んでいただき、ありがとうございます。