おはようございます。

 

 昨日は曇りで時折陽が射していましたが、午後になって一人で散歩に出かけたころにはかなり冷たい北風が吹いていました。昨日の朝、妻が「竹やぶで鶯の鳴き声がする」と言うので行ってみましたが、残念ながらそのさえずりを確認することはできませんでした。

 

 今朝は霧に包まれていましたが、天気は良くなって暖かくなりそうです。8時前から地域のクリーンキャンペーン活動に参加してきました。

 

 

 コロナ禍と地域行事

 

 新型コロナウィルスは一向に収まる気配をみせないが、今朝のニュースでは東京墨田区の病院に勤務する研修医や看護師、放射線技師などの5名が集団感染したと報じられていた。彼らはマスクもせずに、長時間にわたって会食をし、歓談していたようだ。

 

 これだけ世界中で大騒ぎになっているにもかかわらず、中には「コロナはインフルエンザだ」とうそぶく医師もいると聞くが、現状を見る限り、そんなに軽視してよい伝染病ではないことは明らかだろう。

 

行政や医療者の多くが躍起になってこれを克服しようと努め、多くの国民も自粛生活を余儀なくされているとき、政治家や医療従事者のごく一部がそういった言動をしているようではこの感染症の収束への期待もしぼんでしまいそうになる。

 

 このコロナ禍のせいで、全国各地の様々な行事が中止になったり、参加者を限定したりしている。東日本大震災では多くの犠牲が生じており、10年という節目を迎えたにもかかわらず関係者の方々の心には大きな傷跡を残しているが、犠牲者を偲ぶ行事もままならない状況だ。

 

全国各地の行事なども同じような不自由な状況にあるが、それは当地域でも同じことだ。昨日の夕刻6時前になって公民館へやって来る住民の方々が多くなり、それに気づいた妻が

「今日は何かあるんじゃない?」

と言ったので、気になって庭に出てみた。

 

我が家の近くにいた人に、

「今日は何かありますの?」

と尋ねてみたところ、それは祇園講という祭事だったのだ。妻に

「ちょっと行ってみるわ」

と言い残して公民館へ急いだ。

 

 当地の集落(最寄)では例年この時期になると、公民館の神棚に八坂神社の神札など祭り、住民はそれにお参りしたあと、みんなで食事を囲みながら歓談していた。

 

一月以上も前にこの祭事への参加者を確認する回覧が回ってきたが、私は手術後間もない頃だったため、今回は参加を自粛することにしていたのだ。この行事のことは予定表にも記録していなかったため、その後すっかり忘れてしまっていた。

 

公民館の外では、早く来ていた参加者は折詰を手にして戻っていた。昨年に引き続き今年も歓談は見送られ、その時に出すことにしていた食事の折詰は参拝した参加者に配られていたのだ。

 

妻も気にしていたが、もしも参加すると報告していなければ食事などはもってのほかだ。公民館の室内では最寄総代(代表)と当番の方々が受け付けていた。参加者名簿を確認したところ、当然のことながら不参加となっていた。

 

その確認をしたところで、

「折詰はいいから、参拝だけして帰りますわ」

と言って参拝を済ませて帰ることにした。ところが総代は、

「余りそうですから」

と言って折詰を持ち帰るように言った。私は強く辞退したが、総代に強く勧められ、ありがたくいただいた。

 

 このように、地域の様々な行事は自粛しながら行われている。日本だけではなく、世界の人々がこの状況を克服しようと努めている。政治家はじめ行政関係者だけではなく、国民のみんなが頑張ってこの状況を乗り切っていきたいものだ。

 

 読んでいただきありがとうございます。