こんにちは。

 

 今日は朝から青空が広がり、秋の肌寒さを感じさせる微風が吹いていましたが、日中は26℃くらいまで気温が上がって汗ばむ陽気となりました。

 

 気候の変化が激しいせいか、はたまたこの連休中には普段の生活リズムと異なる出来事が続いたせいか、昨夜から目眩を覚えて今朝も続いていました

 

昨夜と一昨夜は、いつも行っている運動を5分ほどに極く短くしましたが、加齢をつくづく感じてしまいます。

 

今日の午前中にはこども園に用事ができて行ってきたあと、正午過ぎから会合があるために出席してきましたが、まだ本調子ではありません。早く治まればいいなと思っているところです。

 

 

 「やるならやってみい!」

 

 拙著「啐啄の機」より事例の一部を抜粋した。

 

ある高校に赴任して間もない頃、3年生の授業を行っていたときのことである。窓際の二列目に座っていた生徒Nが、しばしば後ろを向いて私語をするので、

「これN、今説明したことは分ったのか? 授業に集中していないと分らなくなるぞ!」

と、私語を注意したところ、N

「先生、あんまりうるさいこと言うとったら、わしら先生の授業をボイコットするでな」

と言った。それを聞いて

「なにぃ、やるんやったらやってみい!」

と強い口調で言った。その勢いに押されたNは、それ以上何も言わなかった。

 

私は、「授業中に私語をしていては、授業の内容が分らなくなるだけではなく、話しかけた相手や周りの生徒にも迷惑をかけることになる」、「授業に集中して取り組むことがいかに大切なことであるか」ということを諭した。

 

後で生徒たちの話を聞いて分かったことは、その前年には、ある体育教諭の授業を集団忌避したところ、その教師はその後生徒に何も注意しなくなったということだ。生徒の心情などを無視したあまりにも強圧的な態度が、生徒の思わぬ反発を招くこともある。

(後略)

 

 この生徒Nは野球部に所属して投手をしていたが、途中退部をしていた。私よりも20㎝ほども背が高く、立派な体格をしていた。その後、彼らとは楽しく授業を行うことでき、卒業後の数年間は数人連れでしばしば拙宅を訪れていた。

 

 この時の対応が良かったか否かは分からないが、私は生徒のこのような言動には毅然とした態度を取って来た。ただ、誰でもが同じような対応でクラスを落ち着かせるとは限らないだろう。

 

やり方はいろいろあると思われるので、拙著ではそのことについても少し述べているが、長くなるのでここでは割愛する。

 

 読んでいただき、ありがとうございます。