以前のブログで、『ストックヤードに汚染土を搬入か?』と取り上げましたが、継続して委員会が開催されましたので、報告させていただきます。
 
町の説明によると、市田新珠城交差点工事の残土は、『一般社団法人 城陽山砂利採取地整備公社』へ搬入するために土壌検査を実施したが、ふっ素が基準値(0.8mg/L)を超えて0.87mg/Lであったため、汚染された土(以下、汚染土)として不合格となり、受け入れを拒否されました。
 
そのため、町は国土交通省のストックヤードが7mの盛土をして防災施設に整備する計画となっていたことから、残土の受け入れを相談しています。
 
国交省からは、土壌調査の結果、問題が無ければ受け入れるとの返答を得たことから検査を実施し、結果として今度はふっ素の基準値を満たしていたことから、11月に国土交通省のストックヤードに埋め立てに使える土として搬入します。

しかし、1回目の検査で不合格だった汚染土も含めていたことがわかりました。
 
この時の経過について、受け入れた国交省淀川河川事務所によると、「公社の受け入れ量が多かったためにストックヤードで受け入れてもらえないかと」と当時の都市整備部長から説明があったと言われてます。
 
一方、久御山町の都市整備部長は、国交省に対して「ふっ素が基準値を超えたために公社に受け入れを拒否されたため、スットックヤードで受けいれてもらえないか」と説明したと述べているようです。
 
意見の食い違いは言った言わないの水掛け論だと言われましたが、大変重要なポイントであり、その後中村副町長が国交省と交渉したと言われていますので、どこかの時点で1回目の検査でふっ素が基準値を超えたために困っているとの話にならないのはおかしいと感じました。
 
もちろん、基準値を超えたふっ素が含まれた汚染土は埋め立てに出来なと法律で規定されており、もし聞いていれば国交省が受け入れるとは思えません。

また、不合格となった1回目の土採取場所は、工事の中心部で行われていますが、2回目の採取は工事現場の北側の端で行っており、なぜこの場所にしたのかが理解できません。

現在国交省は搬入された土の土壌検査を4か所でしているとのことですが、もしふっ素が出なければ流れ出たことも考えられますので、ますます事態が深刻になります。
 
どちらにしても、汚染土は国交省のストックヤードに運ばれており、一刻も早く搬入された土を撤去しなければなりません。
 
また、搬入した汚染土は、6ヶ月近くも野ざらしで置かれていましたので、ふっ素が下の土に浸透していないか、地下水へと流れ込んでいないかを検査し、正確な情報を公開すべきだと思います。
 
引き続き、なぜこのような事件が発生したのかを調査し、真相究明を図りたいと思います。
 
 
 

※搬入された土がそのまま置かれていた以前の状況。
 

※現在はブルーシートで覆われています。