【映画】 ソーシャル・ネットワーク | THE ONE NIGHT STAND~NEVER END TOUR~

THE ONE NIGHT STAND~NEVER END TOUR~

「40歳からの〇〇学 ~いつまでアラフォーと言えるのか?な日々~」から改題。
書評ブログを装いながら、日々のよしなごとを、一話完結で積み重ねていくことを目指しています。

【あらすじ】2003年。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、高校時代から腕利きのハッカーだったが、人付き合いに関してはおくてで、今もガールフレンドのエリカ(ルーニー・マーラ)を怒らせ別れてきたところだ。寮の自室に戻り、やけでビールを飲みブログに彼女の悪口を書いていたが、やがてハーバード中の寮の名簿をハッキング、女子学生たちの写真を並べてランク付けするサイト作りに没頭していた。このサイト“フェイスマッシュ”はたった2時間で22,000アクセスに達し、マークの名前はハーバード中に知れ渡る。これが利用者全世界5億人以上のSNS“フェイスブック”の始まりであった……。2004年。資産家の家に育ち、次期オリンピックにも出場が期待されるボート部のトップ、双子のウィンクルボス兄弟は憤慨していた。自分たちが企画した学内男女のインターネット上の出会いの場“ハーバードコネクション” 立ち上げのためマークに協力を要請していたが、彼は“フェイスブック”を立ち上げてしまったのだ。彼らは、早速、自分の父親の会社の弁護士を介し知的財産の盗用だ、として停止警告を送る……。一方、“フェイスブック”の共同創業者&CFO、エドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)とマークはNYへ広告スポンサー候補との会合に出かけ、19歳で“ナップスター”を作ったショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)に出会う。ショーンは“フェイスブック”が目標にすべき評価額は10億ドルだとアドバイス、そこまで成長させるためカリフォルニアに来るように持ちかける。マークはスタッフを増やしサーバーを増設、ショーンは次々に投資家とのミーティングを設定するが、それに怒ったエドゥアルドは会社の口座を凍結する……。やがてウィンクルボス兄弟はアイデアを盗用されたと言い、エドゥアルドは創業者としての権利を主張、マークを告訴した……。(goo映画より)




40歳からの〇〇学 ~いつまでアラフォーと言えるのか?な日々~




観てきました。
話題の「ソーシャル・ネットワーク」

正直な感想を言うと、微妙です。
おもしろくないわけでもない。どちらかといえばおもしろい。
ですが、こうまで絶賛されるほどかというと、む~ん、となってしまいますね。

一部のレビューを見ると、
「facebookの宣伝だ」
などと書いている人もいましたが、
まあ、それはないですね(苦笑)
(結果的には宣伝になるでしょうが)

マーク・ザッカーバーグをヒーローとして描かない、
決して、単なる成功者賛美のストーリーではないですし。

そもそもこの映画を、facebook社は認めていないわけで。

そういうのがいい、主人公がヒーローすぎない、正義すぎないのがいい
という人も多いんだと思います。

また、アメリカのある種の学生生活をリアルに描いた、
という意味でいいという人もいるようです。

わからなくはないんですが、それなら他にもあるような気がして。


僕が日本で信用している映画評論家のふらりのうちのひとり、
宮台真司さんが12月にこう言ってました。

「この映画で擁護されるのは『奔放な子供らしさ』で、批判されるのは『お前は…生きていけると思うのか』的な『ウザイ大人らしさ』です。 」

マーク・ザッカーバーグを『奔放な子供』として描いている、
というのはわかりますが、それは「擁護」しているのか、
どうなのか。

デビッド・フィンチャー監督がマーク・ザッカーバーグをどう捉えているのか、
それが最後までわからなかったです。

ただ、一点、気付いたことは、
世の中を変えるような大きなムーブメントは、
大人の分別からではなく、
『奔放な子供らしさ』
の中から、常に生まれてる、
ということです。

そして、自分の中に、少しでもいいので
『奔放な子供』な部分を残しておきたい、
と思ったのでした。