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中国最高指導部の人事に関するニュース(ロイター)

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中国最高指導部の人事に関するニュースです。



最高指導部の交代控える中国、北京市トップに胡主席に近い郭金龍氏が最有力=関係筋
2012年 06月 22日 13:55 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK817383520120622

 [北京 21日 ロイター] 年内にも最高指導部の世代交代が見込まれる中国で、首都の北京市トップとなる共産党委員会書記に、郭金龍・同市市長が就くことが最有力となっている。指導部とつながりのある2人の関係筋がロイターに明らかにした。郭市長は胡錦濤国家主席に近く、胡主席は退任後も影響力を保ち続けそうだ。

 指導部の世代交代に向け、確定すれば党内における初の主要人事となる。中国の市では市長よりも党委書記のほうが格上だ。

 胡主席は年内に党総書記を退き、来年初めには国家主席の座も明け渡すことになっている。


 郭氏は64歳で、2008年から北京市長を務めている。29日に開幕する市党大会で劉淇・市党委書記(69)の後継に指名されるとみられる。

 政治的に敏感な問題であることを理由に匿名を希望した先の関係筋によると、郭氏が市党委書記に就任すれば、年内に開催される中国共産党第18回全国代表大会で党指導部の政治局委員に就くことも確実。

 

 北京市党大会は7月3日に閉幕するが、新たな書記がいつ発表されるのかは不明。市政府からはコメントを得られなかった。

 

 関係筋によると、劉書記の後任としてほかに取り沙汰されているのは、胡春華・内モンゴル自治区党委書記。胡春華書記も胡錦濤国家主席に近いが、2人に縁戚関係はない。

 関係筋の1人は「自らに近い人物を北京や党中央指導部に配置することになり、胡錦濤国家主席にとってはささやかな勝利となりそうだ」と解説する。

 

 郭氏は胡主席の祖先と縁が深い安徽省のトップを2004─07年に務めたほか、1993─2000年に党委副書記、2000─04年に党委書記を務めたチベット自治区では穏健な政策を推進していたとされる。

 チベット自治区では、胡国家主席も1988─92年に党委書記を務めていた。

 郭氏は南京出身で、卒業した南京大学では物理学を専攻。1979年に党員となった。


 胡春華書記はさらにチベットとのつながりが強く、1983年に大学を出ると党の青年組織に加入し、チベットに赴いた。同地では中心都市ラサのホテルで副支配人を務めるなど、20年間を過ごした。