解散なしの増税で来年の衆参同時選挙へ? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

解散なしの増税で来年の衆参同時選挙へ?

秘書です。
毎週月曜日の高橋洋一さんの「ニュースの深層」、
経済分析のゲーム論的に考えた政局分析の結論は「解散なしで増税」に進んでいる!



谷垣総裁が解散を叫んでも、もはや「解散なしで増税」に動いている民主・自民の「談合」政治。しかし来年解散なら橋下徹が国政に出てくるぞ!
2012年05月14日(月)高橋 洋一氏「ニュースの深層」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32538

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簡単にいうと、相手が飲んでしまうような対案を出すのは、自民党は解散しないで消費税増税に走ったことになる。このままなら9月の自民党総裁戦で谷垣総裁の再選の芽はない。谷垣降ろしが既に始まったのかもしれない。

→つまり、解散なしの消費税増税は、谷垣再選阻止につながりますよ、という警鐘ですね。解散なしの増税で、秋の両党党首選は、谷垣さんだけが引きずりおろされて、野田さんは再選される!いくらなんでも、谷垣総裁がそんなことを決断するはずがないとは思いますが・・・。

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自民党内の長老族は、消費税増税賛成、解散に反対らしいが、来年の衆参ダブル選挙になったら、大阪維新の会が大化けして、一気に政権交代して維新の天下になる可能性もある。

 そうなると、総選挙先送りして、民主と自民は共倒れになるかもしれない。一発レッドカードによる民主と自民の退場だ。来年であれば、橋下氏自らが国政に出て行くことも十分にあり得る話だ。

私は、大阪維新の会の政治塾講師をしていて、隔週で大阪に行っているが、その熱気はますます高まっているのが実感できる。日に日に成長している感じだ。既存政党の人は、大阪維新の会のムードが一過性であると信じ込みたいようだが、それは単に希望的な観測だろう。現在は大阪の地域政党にすぎないが、1年後には全国区になっているのは間違いない。

大阪維新の会は、みんなの党とともに消費税、脱原発、地方分権、民営化、TPPなどで民主・自民の対抗軸になる政策を持っているので、民主・自民への不満の受け皿になるはずだ。

 いずれにしても、民主・自民はダメージコントルールのためにも、さらに国民のためにも総選挙をしたほうがいい。欧州でも緊縮財政の弊害について国民の意思表示ができるような場があった。その結果、フランスもギリシャもノーという国民の声があった。大阪維新の会の影とともに、民主も自民もビビったのだろう。ここに来て急速に民主も自民も「解散回避モード」になったのは見苦しい限りだ。

→ここが面白いところですね。時間が経過すれば「神風」が吹く?暴風雨かもしれません。

→1年もたてば、何かあって大阪維新の会は失速するだろうという前提で衆参ダブル選挙に向かっていくのか?そして、増税法案を成立させてしまえば、1年もすればみんな増税前提で動きはじめ「増税を撤回すると国債が暴落する」という脅しで選挙は勝てると考えるのか?

→経済が好調であればそうしたシナリオも成りたつかもしれませんが、円高・デフレ放置の中の増税路線でそうなるでしょうか?