前回のつづきでーす。



導かれるように就職した足ツボ屋さん。


そこは新人が1週間で辞める(最短半日)

超絶真っ黒くろすぎ会社であった。


人を助けたい!良くしたい!


という想いが強く、
もはやボランティアのような経営方針で、


お客さんにどれだけいいものを提供できるか?
どれだけ尽くせるか?がすべてで、
そのために社員の人権が失われていた。


あるのは果てしなきド根性と精神論


ある店長は、
「発熱は気合いで治す
(来てくれるお客さんのため)」
と熱い目で語っていた。


社長が教祖みたいなもので、
仏教系の信仰宗教に入れ込んでいた。


なまじカリスマ性が強く、
その強い志しを受け入れた信者のみが
生き残れる場所であった。



そこで私は1年働いたが、

「なんであなたが
ここにいるのか分からないね〜。
すぐ辞めそうなのに笑」

と、ある店長は首を傾げていた。



店長は基本相当の信者なので、
大抵ぶっ飛んでる猛者ばかりである。


私は図書館司書を目指していたくらい
インドアでBL好きの、乙女ゲーマーだった。
もちろん見た目、ひ弱メガネであった。


初めて出勤した瞬間
やべえな、と思ったし

実際、母に無言電話をかけるくらい
精神的に追い詰められたが、

それと同時に、こんな面白い経験は
他じゃできないな、

辞める前に味わいつくそうと思った。
友人にドMと言われた。



あと、1ヶ月くらいして、なんか吹っ切れて
やったろうやないかい…!
(というか、こちらがやらなければやられる)


という謎に強い自分が誕生したのもあって、
なんとか続けられた。



おかげで、予想どうり
面白い経験をたっぷりして


ちょうど1年で辞めることになったのだった。
面白経験はおいおい書くかも。



人生でこんなに濃ゆい1年は
そうそうないだろう。
というかもう2度と経験したくない。



荒れ狂う波にザブンザブンと揉まれ、
時に沈没しそうになりながら
強い自分に出会えた。


今となっては宝物のような1年だった



そうして精神的なタフさを身につけた私は、


また今度も導かれるように、
中医学ベースのリラクゼーションサロンに
転職することになる…。




サクッと書くつもりが
あれれー長いなぁ笑
続いてしまいます。