能勢電鉄の主力として33年活躍してきた1500系4両編成が来る5月29日に引退することになった。
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この形式は1961年(昭和36年)に阪急宝塚本線用に製造された元 2100系で、1983年(昭和58年)に順次能勢電に譲渡され、阪急時代には行われなかった冷房化や表示幕、そして譲渡時は600Vだったのでそれに戻す改造などを行い、同線を走っていた戦前製の小型車を一掃して能勢電の主力に躍り出た。
のちに譲渡された1700系とともに“能勢電の顔”として長年活躍してきたが、昨年に同じく阪急から5100系が譲渡されたのに伴い順次廃車され、現在は1551-1531-1581-1501の4連1本と、1550-1500と1560-1510の2連2本が残っている。
引退当日の5月29日には「さよなら1500系記念イベント」を川西能勢口駅で開催し、1551×4に専用ヘッドマークを掲出したイベント列車を運行する。
開催時間は10:00~15:00で、10:31にイベント列車が出発し、12:00には1500系のグッズやDVD上映、12:40分には車内見学や写真展などが開かれる。
なお10:31~12:00までの間、川西能勢口でのイベントはないのでご注意を。
ポスター等には「阪急で21年、能勢電で33年」とのくだりがあり、要は譲渡された能勢電時代の方が長かった。
しかも「さよなら、ぼくたちの1500系」と書いてあるから、乗客によっぽど愛されてたんやなと思う。
まず引退となるのは4両編成の方で、2両編成2本に関しては同年6月末で完全引退を迎える。
1500系の勇姿を見れるのは2か月もないが、余命宣告された1500系に大きなトラブルなく引退を迎えてあげたいなと思う。
勇退のヘッドマークを掲出した1551×4
平野車庫にて