大阪府豊能郡能勢町大里1055番地にあった能勢営業所。府道 茨木能勢線沿いにあるこの営業所は大阪府最北端に位置し、鉄道空白地帯である能勢町内の足として欠かせない。
1972年(昭和47年)に日本初のデマンドバスを導入したことで話題となったが、利用者が少なかったため1997年(平成9年)に廃止された。
管轄路線は西能勢線、杉生線、豊能西線、妙見口能勢線で、このうち妙見口能勢線は元々京都交通(現 京阪京都交通)が管轄していた路線である。また猪名川営業所との共管である杉生線は兵庫県篠山市の後川まで足を運んでいる。
この営業所も阪神間で使用できなくなったツーステップバスが集結されているのも特徴か。
最寄り停留所は「赤馬」で、阪急田園バスに委託している。
しかし管轄路線がすべて赤字なため、2012年(平成24年)12月9日をもって閉鎖された。営業所の廃止によって路線も廃止されるのではないかと危惧されていたが、翌日にダイヤ改正を行い、西能勢線と杉生線は猪名川、豊能西線と妙見口能勢線は豊能にそれぞれ移管された。
※2012/12/16 改訂