ひとり暮らしをしていた頃、いたずら電話が毎晩かかってきた事がありました。
深夜2時とか3時とかに電話がかかってきて、
電話を取ると、電話の向こうで「パ〇ツは何色?」とか「〇×した事ある?」とか。
寝る前に電話線を抜いて半年ほど過ごし、
いい加減もうかかってこないだろうと電話線を抜かずに寝たら
電話が鳴って、出るかどうか迷った末に、
実家の家族に何かあったのか?と心配になり、電話に出たら
前と同じ奴からのいたずら電話でした。
「あ~、やっと出てくれた~。
毎晩いないから心配しちゃったよ~。
夜に遊び歩いてたら駄目じゃないかあ~。
ところでどんなパ〇ツ履いてるの?」
この人、半年間毎晩こんな深夜に電話かけてきてたの…?
と、ぞっとしました。
次の日、大家さんに相談したら、一言
「わしが電話に出ちゃる」
いやでもすごい深夜で、2時とか3時にかかってくるので…と遠慮しても
「かまん。何時でもええき次電話がきたら連絡し」
と言ってくれたので、申し訳ないと思いつつ
深夜3時、私は大家さん宅のインターホンを鳴らしました。
大家さんご夫婦が部屋に来てくださり、
旦那さんが電話に出て、ものすごい勢いで怒鳴りつけたんです。
正直、いくら大人の男の人が怒ってくれたとしても
何ヶ月も続いたいたずら電話がなくなるとは思ってなかったんです。
しかし効果は覿面、次の日の晩から電話は一切かかってこなくなりました。
大したもんだなあ、と感心しました。
他にも大家さんには大変お世話になりました。
退室してから一度もお会いしていないけれど
どうか今もお元気でいてほしいと思っています。