こんにちは。

この時期になると、テレビやネットでやたらと「ふるさと納税」のCMが流れてきます。


例えば、元横綱が出てくるアレです。 


年末までに寄附の手続きをしておかないと今年分の所得税や住民税の寄附金控除の対象にならないことから、しきりに勧誘して(煽って)いるのです。


私自身「ふるさと納税」には関心がありませんが、この時期に合わせて無理のない範囲で関心ある分野に少額の寄附をすることにしています。


その結果、確定申告で戻ってくる還付金はもともと自分が払ったものなのですが、とても得した気分になります。


関心ある分野の一つは、子どもや青少年に関する分野で、ユニセフのマンスリーサポート制度で毎月定額をカード決済で引き落としてもらっています。


また、地域の青少年育成団体には、健全育成のための資金に少しでも役立てばとの思いから3年ほど前からやっています。


もう一つは、国際的な活動に関してで、紛争地域などで医療活動を行う団体や留学生寮の運営を行う団体に毎年寄附することにしています。


これらをすべて合わせても、所得の1パーセントにとても届かないほどの額です。


今世間では宗教団体の寄附に注目が集まっていますが、普通に暮らす人が所得や財産の中からかなりの額を提供するのは、もはや寄附とはいえません。


真に自由な意思で、背伸びしない範囲の寄附をコツコツ続けている人たちに、今回の報道はどのように映っているのでしょうか。


寄附の気持ちや行いは見返りを求めない純粋なもので、それを必要としている団体や人々がいる限り、途絶えることがあってはなりません。


今回の一件がそうしたふるまいに水を指すようなことにならないか、とても心配しています。


翻って「ふるさと納税」。


納税(寄附)自体を否定するものではありませんが、現金に近い還元方法や、公的な寄附を対象にするプラットフォーム事業はいかがなものでしょうか。


今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。次回もまたアクセスしてください。


 


秀吉が造った御土居は今も見ることができます