こんにちは。


今進めている特定社労士試験には「判例学習」が欠かせません。


個別労働紛争を扱う時に、最高裁の「判例」や下級審の「裁判例」を参考にすることが求められるからです。  


これまでの社労士試験でも「判例学習」の重要性は言われていましたが、今回の「選択式」ではそれが色濃く出ることになりました。


労基・安衛で2、労災で3、労一で2と、合計7つが「判例」の穴埋めを問う問題となっています。


それも結構「長文」で時間も取られます。


多くの受験者にとって「判例学習」は「基準点」クリアのため決して軽視できなくなりました。


大学で法律をかじった人にとっては「判例」に記された「判決文」自体にそう抵抗はないでしょうが、そうでない人には厄介なシロモノです。


何とも古くさい文体、回りくどい言い回し、聞いたことのないような難解な用語(今回なら「甘受」とか)の数々。


出来るものなら読みたくはありません。


ただ、「判決文」と言っても所詮は「日本語」ですから、辛抱強く読み込んでいけば理解することはそう難しくないはずです。


理解さえできれば、あとは「日本語」として常識を問う問題に近くなります。


苦手意識を持っている人の多くは「判例文」に慣れていないことが原因と推察されます。


それなら、今回試験も終わって(結果がどうであれ)時間的余裕があるうちに、出来るだけ多くの「判例」に触れてみることです。


最初から全文はハードルが高いので、まずは手始めニ最適な参考書として大内伸哉著「最新重要判例200」〈第7版〉(弘文堂)があります。


特定社労士試験「特別研修」の参考図書としても紹介されています。


試験に出てきそうな主要判例のエッセンスと解説がセットになっています。


私も1回目の社労士試験不合格が判明した時から、この本をざっと通読したことがあります。


1月もすれば、少なくとも「判例」を読み切ることができるようになります。(理解できるかどうかは別ですが...)


これから何らかの形で人事労務に関係する人はやってみて損はないと思いますが...



【特定社労士試験特別研修の記録・7日目】

・「労働契約総論」:3時間

全部で6時間。重みのある中身でした。

次回は関連する「補講」から先にやります。



今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。次回もまたアクセスしてください。


 


雲を見たらもう秋の空になっていました。