こんにちは。


日本人はホントに言葉を省略し「略語」にするのが好きみたいで、若者たちの会話やネットでのスラングには、私の理解を超えたものが多いです。


略語は何も若者だけの特権ではなく、ビジネスの現場でもよく使われており、元の言葉が何だったか分からなくなっているものもあります。


⚫︎社労士の世界にも略語が

社労士の世界でも同じことで、「算定」が標準報酬月額の定時決定、「月変」が随時改定であることを、事務指定講習のテキストで初めて知りました。


実務経験がない人にとっては、現場でどんな略語が飛び交っているのか分かりません。


こういう時に「社労士略語事典」があれば嬉しいなあと思います。


社労士学習の時にも、労働基準法は「労基」、国民年金法は「国年」と略していましたし、そもそも社会保険労務士の略語「社労士」は、業界だけでなく、一般にも広く知られています。


そう言えば「シャロ勉」もありました。


ただ、社労士バッジにある「SR」は最初何の略なのか分かりませんでした。


ローマ字なのでてっきり英語の略だと思い、もしかしたらSocial(社会)のSと、Human Resource(人事労務)のRではないかと思ってました。


それがどうやら社会のSと、労務のRであると知ったのは、学習が大分進んだ頃のことでした。(その時は少しショックでしたが...)


⚫︎社労士を正式名称にするために

さて、この社労士という略語(略称)を社会保険労務士と同等の正式な名称に認めてもらいたいという活動が社労士政治連盟(政連)で進められています。


令和3年度の要望書にも、他の要望項目と並んで、社労士という略称の法的根拠を求めています。


既に、事務所の名称に使用している人も多いですし、正式略称として公に認めてもらうことは意義深いと思います。


これには、正式名称を決めた時に、弁護士のような端的であっさりした名称(5文字くらい)にすればよかったのにという意見もあるかもしれません。


しかし、私も以前のブログで触れた時に学びましたが、この社会保険労務士という名称に収まるまでには、多くの先輩社労士さんのご苦労がありました。


今の7文字の名称はそうした努力の結晶であることは、忘れてはいけない社労士の歴史だと思います。


将来開業する時には、社労士の方を事務所名に入れたいと勝手に思っています。



今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。次回もまたアクセスしてください。



3行コラム・ドイツ百景(第35景)

🇩🇪   電車道 Zuggleis

「市電が走る市街地が多いため、電車の線路があちこちにあります。日本では減りましたが、ドイツでは自動車と市電が共生しています」