仕事の厳しさを教えてもらった


人材紹介会社の次の面接は



1対1の個人面接。





面接場所は転職の相談などで使用されそうな


カウンセリングルーム。


壁はガラスでとてもおしゃれな部屋。


意外にせまく、面接官との距離が近いのが嫌だった。


男性の面接官だったけど、独特な話し方をしていた。




まるで、オカマのような話し方。




最初、個室に入ることに抵抗感があった。


面接官はエントリーシートを見ながら質問。


会話形式でこちらから一方的に話すことはなかった。


しかし、質問は集団面接と同じくするどかった。




「自己PR が公募ってなっているけど、そういうことが好きなのですか?」


「考えることが好きなこともありますし、うまくいけば賞金も頂けますので」


「それは素晴らしいですね。1から作り出すのが好きなんですね」


「そうですね。人が思いつかないようなことを考えるのが好きです。」


「どの会社でもクリエイティブ力は求められるから、活かせるかもしれませんね。」


「そうですね。」


「他には志望をされていないのですか?」


「現在、悩んでおりまして、それらを生かせそうな広告代理店や制作会社も受けようと思っています。」


「そうなんですか。それも良いかもしれませんね」


「ですが、人をサポートするというのがとても魅力的で御社を志望しております」




こんなやりとりが数分間、続いた。


面接というよりはカウンセリングを受けているようだった。


面接官も医者のカルテのように答えるたびに何かメモをしていく。




OB訪問でもキャリアカウンセラーの人にすると


また違う発見があるかもしれない。



しかし、本番の面接でカウンセリングを受ける必要はない。


僕はだんだん話していくうちに、


この企業に向いていないことを知り、面接官に辞退を申し出た。




「誠に申し訳ないのですが、辞退してもよろしいでしょうか?」


「それは構いませんよ。でも、合格、不合格でも通知はしなければならないので、それだけはご了承ください。」


「わかりました。こちらの都合で申し訳ありません」




面接中に辞退をすることはなかなかいない。


この面接を受けたおかげで


自分の進むべき道が少し見えてきたような気がした。


1週間後、面接官に言われたとおり、




「不合格」のお知らせの封筒が届いていた。





【教訓】


もし、自分に合っていないと思ったら辞退をしましょう。ズルズル受けているのは時間のムダです。




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