NICU、GCUでの生活 | 日々是好日♡不妊治療からの8歳差兄妹育児

日々是好日♡不妊治療からの8歳差兄妹育児

子宮内膜症、不妊治療(体外受精)、全前置胎盤を経験。
超低AMH(0.26)での治療経過、8歳差兄妹育児。

息子が帰ってきてもうすぐ1ヶ月。
出産前はNICUに入ると聞いても
ピンと来なくて、
そっかーNICUね。
ぐらいの軽い気持ちやったけど
いざ産んでみると
自分の子供が産まれた直後から
入院する。というのは
わからないことだらけで
ものすごく心配が多かった様に思う。

息子が入院していた病院では
NICUは新生児集中治療室
GCUは成長回復室
という名前で
GCUは呼吸状態が安定し
NICUを卒業した赤ちゃん、
呼吸は安定しているが治療の必要な
赤ちゃんが入院しているところ。


NICU、GCUいずれもとても厳重で
入る前には入念に手を洗い
体調に問題がないか申告して
マスクをしてから入室。

NICUには2つ部屋があって

常に暗さを保つ部屋
日中は明るく夜間は暗い部屋

に分けられていました。

NICUでは両親が24時間と、
時間の決まりはあるけど
両親の親も両親と一緒だと面会可
だったので両親とも面会できて
よかったなぁ。
ただ産まれた赤ちゃんにとっての
兄姉の入室ができなくて
外でよく待っている小さな子供さんを
よく見かけました。
2人目NICUに入ったらこんな感じなのかな…

NICUにあるうちの
常に暗さを保つ部屋では
保育器の中で生活する赤ちゃんがほとんど。
気温や湿度も保育器で
調整されていました。
ミルクは私が搾乳した母乳を
鼻から胃へつないだチューブで
飲ませてもらっていました。
心電図を胸あたりにつけ
酸素モニターを足につけ
数値が下がるとセンサーがなる仕組み。

保育器には小窓が2つついていて
そこから手を入れて赤ちゃんに
触れられる構造。
背中を両手で包み込むように触れると
安心すると聞いていつもそうやって
触っていました。
保育器の中なので抱っこは出来ず
オムツ替えだけ1度主人がさせてもらって
いましたが保育器の中なので
やりづらそうでした。

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この頃は本当に早く抱っこしたくて仕方なかったなぁ。



1週間経たずしてその奥にある
日中は明るく夜間は暗い部屋へ。
そこに行ってしばらくすると
保育器から出て
コットと呼ばれる簡易ベッドに。

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このコットに入るようになって
やっと息子を抱っこできることに。
コットに出てからは
産着を着せてもらい
両親がオムツ替えと体温計測をし
授乳スタート。
オムツは重さをはかってました。
授乳を始めても
まだまだ週数が追いつかず
飲んでくれなくて、
結局鼻チューブでもらうという日々。

NICUに入院して3週間ほどして
GCUへ。
呼吸が安定して授乳を始めた時点で
本来ならばGCUに移れたそうですが
NICUに余裕があったので
しばらくNICUにいたとのこと。

NICUからGCUへ移る日
病院から電話があって
何かあったんかと思って
びっくりしました。


GCUでは
同じく日中は明るく夜間は暗い部屋
変わらずモニターをつけたまま
朝沐浴をしてもらい
授乳をして足りなければ母乳を
鼻からもらい
オムツ替えと体温計測は
両親がいる時は両親がやる
というもの。

モニターはどんどん安定するに従って
外れていき
最後は全く何もつけず
という状態に。
授乳も退院の2~3日前には
鼻チューブではなく
足りなければ哺乳瓶でもらっていました。

NICUでは
静かにすること。
が大事で看護婦さんたちとも
あんまり大声で話す雰囲気ではなかったけど
GCUでは
息子よりももっと安定した
元気な赤ちゃんも
いっぱいで
泣き声も力強かったし
かなり日常生活を送る状況に近い
雰囲気。
NICUから移った日は
大丈夫かと主人と2人不安に
なったけど
両親ができることも多く
できるだけ来れる時は両親がきて
やってあげられることはやる
そして退院しても暮らせるようにする
というのがGCUというものなんだな
と実感。

NICU、GCUいずれにしても
看護婦さんが皆優しくって
たくさんの赤ちゃんがいる中
一人一人に優しく話しかけていて
とても嬉しかったなぁ。
また私もおっぱいの相談
家に帰ってから買うものの相談など
いっぱい話を聞かせてもらって
とても助かりました。

とにかくおっぱいを飲んでもらう
成長してもらうことが
一番の目標だったので
毎日どれだけ飲んでくれるか
だけを考えて通っていた気がします。

一番のんだときは122gだったなぁ…


GCUに入って2週間ほどした時に
先生からはまだ哺乳量が少ないから退院は予定日頃になりそうですね
と言われていたけど
看護婦さんからは
2~3日で突然飲めるようになることも
よくあるし
大きく産まれているし
毎日50gずつ体重も増えているから
飲み出したら早いと思うな~
と。

そしたら看護婦さん見事的中‼︎
本当に口から飲める量が増えると
あっという間に退院が決定。


毎日毎日赤ちゃんを見続けて
多くの赤ちゃんをお見送りしてきた
看護婦さん達、さすが‼︎

ある看護婦さんからも
一昨日夜勤で、昨日休みで
今日出てきたらもう退院の話に
なっていたからびっくりしましたよ~‼︎
と言われました。
それぐらい赤ちゃんの成長は
突然なんだなぁと実感。


NICU、GCUで過ごした33日間。
長いようでがむしゃらに通っていたので
実はあっという間やったような
気もする。

私自身が退院した翌日から
3時間おきに搾乳した母乳を
冷凍して運ぶ毎日。
とはいっても夜中3時間おきに
起きられなかったりして
朝まで寝てしまったこともしばしば。
そんな時はおっぱいがカチカチで
大変だったことを思い出します。

搾乳しないとカチカチになるし
しこりができてしまうと
困るけど

そんなに神経質にならなくても
大丈夫。
夜中の搾乳が抜けても
その分お母さんの体を休められたなら
その方がいいから。
看護婦さんに言ってもらって
安心したことを思い出します。


自分が産んだ赤ちゃんがそばにおらず
毎日病院へ通う日々は
悲しくなることもあったし
泣きながら病院から帰る日も
あったけど
その分同じような立場のお母さんの気持ちが
よくわかるようになったと思う。
やっぱり辛い経験をして
人は成長するし優しくなれる。

今ではすくすく育って入院していた
日々が嘘の様。
成長度合いは産まれた日ではなく
修正月齢で数えるため
退院した5月11日が
産まれた日ぐらいの換算なので
1ヶ月遅れやけど
どこかで追いつくし大丈夫。
と信じています。

たくさんのお母さんが
毎日NICU、GCUに通っていて
その姿にも
私だけじゃないんだ
と随分励まされました。


来週はいよいよ退院後1ヶ月検診
発達外来への受診。
どれぐらい成長しているか楽しみです。