お金は夢を応援したい | 心と身体をつなぐもの

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そんな感覚を大事に日々の気付きを書いています

先日も書きましたが、日銀元総裁の福井氏の講演を聴く機会を頂きました。
 
 
そのイベントを主催されている
「一般財団法人1円くんまごころ財団」の会報誌に書かれていた
お金について、今日はシェアしたいと思います。
 
 
総裁の現職時代に、日銀とは何をしているところか、という問いに応えられた、福井氏の言葉
 
「ここは円の価値を大事にしている所です。
その原点は1円で、1円が安定すれば、すべてのお金は安定します。
お金は夢の応援をしたいのだけど、どこにでもついていかなければならないという宿命をもっています。
 
日銀に戻ってくるお金で、夢の応援をしたお金は、輝輝として輝いているんですが
事件現場などを通ってきたお金は、おくたびれのお顔をしています。
そして、一番傷ついて戻ってくるのが1円玉です。
ひん曲がったりして傷ついています。
計数器に引っかかってしまいますので、直さなければなりません。
どうやって直してあげるかというと、ひとつひとつお顔を拝見して、手で直します。
手間がかかりますが、かけるだけの価値があるんです。」
 
 
このお話を聞いて感動された方が、この財団を立ち上げられたということです。
福井元総裁は、この財団の名誉総裁に就任されていらっしゃいます。
その発足の際に寄せられた福井氏からの言葉が
「円はみんなの力の淵源(えんげん)です。
希望を胸に勢いよく出発しましょう」
 
淵源とは、「その物事の成立以来、それを支えている本質的なもの」という意味。
1円が欠けても、1億円にならないし、1万円にもならない。
 
神は細部に宿る、ともいうし、
原点、一番小さな単位を大事にするということ。
私は、1円て細胞単位、というイメージを持ちました。
細胞の一つ一つが大事で、それがあるからこそ、たくさん集まって身体ができ、大きなことができるようになる。
 
 
 
この財団の会報誌からもうひとつ。
お金に対する意識をどう持つのが良いのだろうか?ということ。
 
●日本語には「生き金」「死に金」と言い方があります。
現金のことを「現ナマ」などと言ったりします。
お金は生きているということを示しています。
 
●お札(おさつ)はお札(おふだ)とも読みます。
おサツはありがたいおフダにもなります。
 
●お金のことを紙幣、貨幣と表現します。
「幣」とは「神の依り代」という意味です。
お金には神様が宿っていることを知らせています。
神様は目に見えませんので、お金に変換して見守っていただく、と思うと
お金に対する感謝の気持ちが起こります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お金のことを、「先立つもの」なんて言ったりして、
やりたい事ができないことの言い訳にしたりしますが、
お金とは、あとからついてくるもの。
夢を叶えようとするときに、嬉しそうに後ろからついてくる。
そのように捉えると、言い訳にはできませんね。
なにしろ、応援されているのですから。