私は母に厳しく育てられた。

どう厳しいかと言うと世の中の人達が考える厳しさとは180度ちがうだろう。

母は笑いに厳しいのである…

どう厳しいかと言うと例をあげてみよう。
ピグを見てもらえばわかると思うが私は地黒である。
そんな私が具合が悪い時に母は顔が青黒いけれど大丈夫か?と、ネタ振りをしてくる。
具合が悪いので無反応でいると物凄く叱られる。
そこは青白いだろとか何か気の利いた事を言い返せ!とか、返しは2秒以内でやれとか具合の悪い娘に向かってムチャクチャである。

ちなみに我が家には関西人の血は一滴も入っていない…

そんな東京生まれ東京育ちの私であるが、何の因果か現在は関西系の会社に努めている。
東京に居るのに此処は関西か?と思う程会社中が関西弁に溢れている。

関西人の独特なのりに戸惑っている同じ東京出身の同僚が多い中、私はすごく楽なのである。

子供の頃の私は一人でボケて一人でツッコミ周りをポカーン( ̄○ ̄;)とさせる子供であった。

今は私がどんなにくだらない事を言っても誰かが必ずツッコンでくれる。
凄い事である。
(T_T)

東京にいながらに関西を体験している。
ありがとう母さんの教育が役立ってます。
今日は髪の毛を切りに行った。

貧困層の私にとって美容院とは普段購入する事も無いファッション誌を読み、ファッション情報を手に入れる唯一の機会なのである。

ちなみに病院は週刊誌からゴシップ情報を手に入れる場である。

さてさて、最近のファッションはどうなってるのかな?

何と!ファッション誌に子供服が載っているではないかショック!
タイトルは母子でフォーマルなひとときを…

ぎょ!子供のコートが20万位している。バックやブーツ、アクセサリー何かを合わせると全身で100万位掛かってるんじゃないかショック!

ファッション誌がますます私から遠ざかって行くのを感じた1日だった。
一人暮らしをしている姉からお米を切らしたので持ってくるようにとメールがきた。

姉は実家を出ていきもう長いのだが、出ていった当初は時々母の居ない時にやって来てはめぼしい食料を持って帰っていった。

我が家の食事が困らない程度に適度な物を適度な量、短時間で判断し持っていくその華麗な仕事ぶりに母も怒りを忘れ感心していた。

然しある日、母も何かがオカシイと気付くのである。
どうしてあの娘は何時も私が食料を買ってきた直後のタイミングにやってくるのだろう?と、ぼやき始める。

そして遂に正解を導き出す。家の中にスパイが居ると…
誰がスパイであるかを思いつくのは家の中でのパワーバランスを見れば容易にである。

そう私である…

実は家を出た直後の姉に話を持ち掛けられた。
「お前に重要な話がある。押し込みの際の犬の仕事をしてみないか」

その言葉に時代劇鬼へい犯科帳好きの私は酔いしれた!
「旦那、それは大店に仕事を仕掛ける時にあらかじめ手下を店で働かせておき、盗みの時の手引きをさせるあの仕事ですか!」
そうして私は犬になった。

月日は流れ、姉から米を持ってくるようにとのメール…

然もそのメールは母を介したものだった。

どうやら犬から飛脚へ転職してしまったらしい。