高校の時から私は小さな子供が嫌いでした。ギャーギャーうるさいし、我儘だし…とにかく嫌いでした。だから将来、万が一に結婚しても、絶対に子供は作らない!と心に誓っていました。両親も私の事は良く分かっていて「あんたは、絶対子供は産むな!育てられないわ!」と言われてました。その通りだと思ってました。



ところが、そんな私が嘘みたいに大恋愛をし、子供が出来ました。不思議なもので、自分のお腹に「何か別の生命体」が育っているんだ、と思うと愛おしく感じました。今、思えば「愛」だったのかも知れません。


ただ両親は、激怒して大反対しました。「おろせコール」の大合唱です。家に訪問したり、電話をかけて来たり、ありとあらゆる嫌がらせを受けました。でも、私は雨戸をして1日家に籠城しました。


子供は無事に産まれました。男の子です。両親はさすがに、もう私に何も言いませんでした。


元夫とは半年で離婚しました。だらしない元夫の金銭問題からです。私はシングルマザーになりました。シングルマザーになると、色々と不便な事もありますが、便利な事もありました。確か、医療費が無料でした。これは本当に助かりました。


今、息子とは離れて暮らしていますが、彼を信用しています。