中国の玉林(ユーリン)市で夏至の1週間、犬肉を食べる祭りがある。だが近年、ヨーロッパを中心とした国々からバッシングされている。

私もただでさえ「ベジタリアン」なのに、日本ではペットとされてて人気が高い犬と猫を、なぜ中国人が、1年に署名活動1度だけと言い、わざわざ食べるのか、サッパリ理由が分からなかった。

とにかく、想像するだけで吐きそうになる。Xでは丁度「ユーリン犬猫兎肉祭り」の1日前で、動物愛護団体、動物愛護家達が、各々主義主張を述べて、私のように「署名活動」をしていたし、「東京中国領事館」にメールを送ろう!と述べる者もいた。ただ1番私も閉口したのは、必ず「惨たらしく殺戮された犬や猫の写真画像」が貼り付いていた。最初はまともに見れなかった。だけど「ユーリン犬猫兎肉祭り」を根絶しよう!と啓蒙する活動家は「真実からは目をそらさないで!」と言い続けた。私もどれだけ署名し、お金をカンパし、東京中国領事館へ中国語のメールを送ったか、覚えてはいない。その惨たらしい祭りを、中国人は
「文化」だと言う。そして「我が国の文化に他国が口を挟むな!」とも。

そんな忌々しい「ユーリン犬猫兎肉祭り」が終わり、昨日の話。

たまたまホームでの、昼のご飯は、私とフィリピン人のスタッフ、ふたりきりだった。

そこで本当に何気なく、そのフィリピン人のスタッフに「ユーリン犬猫兎肉祭り」の惨たらしい話をしたら、スタッフが「あ、私も犬の肉を食べた事あるよ」と言った。
本当に自然だったので一瞬「そうか」と流しそうになったがハッとして、スタッフに細々とその時の様子をきいた。段々食欲がなくなり、ほとんどの昼食を私は残した。ふと、スタッフを見ると、流し台を洗っている。

私がずっとXで否定してた事は何だったんだろう?フィリピン人は皆、犬の肉を食べるのか?等、頭の中はクエスチョンでいっぱいになった。私はスタッフを叱り飛ばす事も出来ただろう。だけどスタッフは、なぜ、私に怒られてる事が分からないだろう。

「これが文化の違いなのか?」