高校生の時、母とは女同士意見が合わず⁈よく喧嘩していたと記憶している。
それは母の発言が図星だったり、考え方や性格が似ているからこそだったと今になれば冷静に判断できること。
大学生活はそれなりに楽しかったが、母がいない日々は全てがなんとなくだった。
そんな3年生の冬、駅の階段を踏み外し左足関節の靱帯を全て断裂、1ヶ月松葉杖での生活を送った。理学療法士の存在を知り、なりたいと調べると資格取得には3年間養成校に通う必要があることがわかった。そうとなればお金を貯めるための就職活動を開始、トントン拍子で内定をもらうことが出来た。
父に内定の報告と気持ちを打ち明けたところ
『どれぐらい遅れるつもりなのか?』と。
父の後押しもあり、卒論を書きながら受験勉強をして、就職せずに大学卒業とともに専門学校に入ることができた。
子供の頃に母から
『手に職』
『一生続けられる仕事のために資格をとるべき』と言われていたことを思い出す。
あの時ケガをしたこと。
父が後押ししてくれたこと。
全てに母が関わって上手く誘導されていたのではないかと時々思う。