最近、気持ちが優れない
対人関係で気持ちがざわつきます
なぜ心の病が生じるのでしょう
人間の体には命令系統がふたつあるからです
ひとつは脳。脳の役割は縄張り意識です。
魚でも、鳥でも、猫でも、
自分のテリトリーにライバルが侵入すると棲み家やメスを奪われないよう撃退します。
もうひとつは魂。悠久の過去から未来永劫続いて、肉体が年老いても年老いず、肉体が滅んでも滅びないもの。それをいにしえの人は魂といったのですね。
現代医学ではなんというのか、遺伝子といいます。
遺伝子に書かれている命令は「生きろ、生きて子孫を残し、命をかけて同胞を守れ」
だから蜂でも、ハイエナでも、ヌーでも、ライオンでも同胞が襲われたら命をかけて闘います。
では心はどこにあるでしょう。みなさん胸を押さえますが、それは心臓
心という臓器はありません。心という漢字は心臓の象形文字。
英語のハートには心臓という意味もあります。ハートマークは心臓の形ですね
すなわち心臓がどきどきしたり胸騒ぎがして、血圧が上昇、めまいや不眠を生じることを心の病といいます。
それって自律神経失調症の症状じゃないですか。
つまり脳と魂の板挟みになって自律神経が乱れることを心の病というのです。
にもかかわらず精神科や心療内科で出る薬は脳の働きを抑えたりコントロールしようとする
その前に脳の縄張り意識を捨てればいいのです。
出世して地位と名誉と金を独占する、それは脳の縄張り
一生懸命勉強してえらい人になる、お母さんに褒められるいい子になるのも脳
子どもの将来のためにいい学校に入れ習い事をさせるのも
命をかけて彼女を守る、俺が一家の大黒柱というのも脳
女性や子どもを自分の所有物と勘違いしている
友達グループのリーダーとして仕切る、仲良しグループを大切にする(他のグループには属さない)のも脳です
他の人を蹴落として世界一になるのも脳
良きライバルと切磋琢磨してともに頂上をめざす、そんなオリンピックになって欲しい。