僕の出演している「主治医の見つかる診療所(テレビ東京系)」でこんな質問がありました。
「女性は皮下脂肪型だが、男性は生活習慣病になりやすい内臓脂肪型なのはなぜ?」

お答えします。
脂肪組織には褐色脂肪と白色脂肪があります。褐色脂肪は血管,神経に富み,大血管や重要な臓器の周りにあります。その役目は新生児や冬眠する動物(雄)で寒冷状態において,熱産生を行うことです。
白色脂肪組織はほとんど全身のことに皮下脂肪にあり,血流に乏しくエネルギーの貯蔵と、保温の役目があります。

つまり内臓脂肪は巨大な発熱装置で発熱物質サイトカインを放出します。この物質の量が多いと全身の臓器や血管を破壊して、「死の4重奏」、糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化をおこすのです。

ではなぜ男に内臓脂肪が多いのでしょう、なぐちゃんの学説の次回お教えしましょう!