「贅沢な物を食べると痛風になる」とよく言います。
本当でしょうか。確かにウニやタラコは痛風の元ですが。
高級な日本酒やブランデーは大丈夫ですが、普通のビールはだめです。
マグロよりもマイワシの方が危ない。
どうも贅沢品が痛風の原因とは一概に言えない。
痛風は血液中の尿酸が過剰な状態が長く続くことによって、
尿酸塩が関節や腎臓に沈着しておこる病気です。
この尿酸は遺伝子(DNAやRNA)を作っているプリン体が肝臓で分解されてできるのです。

では遺伝子が豊富に含まれている物とは何か?
それは卵や植物の芽です。
これらは自然界において一番ねらわれやすいのです。
動いている魚を捕まえるよりもじっとしている卵の方が簡単ですよね。
草食動物だって硬い葉っぱよりも柔らかい芽の方が食べやすいのです。
でもそればかりをぺろりと食べられたらその種は滅びますよ。
タラの芽だって田舎の人は半分摘んで後は残すのです。
それを都会の人間が摘みまくったらその木は枯れます。
だからこれから命になる物を食べまくったら病気になるようにしくんである、それが痛風です。