上の子の、歯磨きを手伝っているときに

 

乳歯が抜けていないのに、永久歯が生えようとして

 

いるのが見つかりました。さっそく歯医者で

 

見てもらい、乳歯を抜くことになりました。

 

これからどんどん抜けていくんでしょうね

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智恵とハトのアドバイス
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賢い人のことを智恵のある人といったりします。


仏教で、智恵のある人、賢い人とは因果の道理をわきまえて、

実践していく人のことです。

因果の道理をわきまえず反することばかり思い、行動している人は

仏教では、智恵のない人だといわれます。

 

因果の道理とは、自分のやったことが自分に返ってくるという教えでした

 

1がんばった人は1

10がんばった人は10

100がんばった人は100の結果が返ってきます

反対に

怠けていれば、怠けた分の結果が返ってきます

 

ところがなかなかその因果の道理がわからず

うまくいかないと他人や周りの環境のせいにしてしまう

そんな思いが出てくることがあります。

 

こんな話があります

 

 顔をしかめて飛んでゆくフクロウを、連れのハトが呼びとめた。
「おいおい、そんな、うかぬ顔して、どこへいく」
 さびしそうに、フクロウが答えた。
「知ってのとおり、この里の者たちは、悪い声のオレを嫌うので、所を変えようと決心したんだよ」
 くくと笑って、ハトは、
「それはムダだよ、フクロウさん。いくら所を変えたって、おまえの声を変えないかぎり、

いく先の者はやはり、おまえを嫌うだろう。古巣を捨てる覚悟があれば、声を変える努力を」
と、忠告したという。


智恵のある人は
因果の道理をよく知り、実践していく人ですから、

自分のどんな言動に問題があるのかを、正しく見て、受け入れ

そして、これからどうしていけばいいのか考え、実行する

これが智恵のある人です。

このフクロウのことでいえば、

自分は周りの動物たちに嫌われて、居心地が悪いというのを受け入れ、

そして自分のどんな言動に問題があるのか見ていきます。

自分の声が不気味でみんなに嫌われていたんだなと気づいたなら、

少しでもいい声が出せるように、がんばっていこうとなるでしょう。

また周りの動物たちへも自分の声で不快な思いさせてしまってごめんね

という言動となっていくでしょう。

そうなっていきますと、周りの動物たちの反応も変わっていくでしょうし

少しづつでもいい声が出せるようになっていけば

さらに居心地の悪さも少しづつ減っていくことでしょう。


反対に

智恵のない人は

人や環境のせいと思っていますから

自分は悪くない、悪いのはあの人のせいだ、環境のせいだと

考えてしまいやすいものです。

フクロウのことでいえば、

悪いのは、自分を受け入れてくれないこの森の動物たちじゃないか

自分は悪くないのに、なんで自分を受け入れてくれないんだと

思っているでしょう。

そしてそんな言動ばかりとっていれば、ますます周りの動物たちは

フクロウをつきあいにくいと思うでしょう。

やがてフクロウは別の森にいかざるをえなくなるのでしょうが

別の森にいってもおそらく同じようなことが繰り返されるのでは

ないでしょうか。


智恵をもって、因果の道理をよく思い出し

行動していきたいものです。

小さいな違いかもしれませんが、やがて大きな力となって

笑顔の大輪が咲く日が来ることでしょう。
 

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