大山車まつり
今回は山車関連情報です。
長者町では「かたい山車」が展示されていますが、先日名古屋開府400年祭のイベントの一環で「大山車まつり」というものが行われていたので、その様子を紹介します。
このイベントは、名古屋の文化と関わりの深い東照宮、那古野神社、若宮八幡社へ山車と共に参拝することで、町人文化を発信し、今後の名古屋の更なる発展に結びつける、といったものです。
それを象徴するが如く、13輌の山車が参加し、日程も「名古屋まつり山車揃え」の前日に行われました。
ところでこのまつりですが、ウワサでは100年に一度しか行われないとのこと・・・実際100年前にも「名古屋開府300年紀年祭」行事の一つとして、市中の「山車奉曳(だしほうえい)」が行われました。
100年に一度しか行われないこのお祭り、見ることができたなら、かなりレアな経験なのでは!?
大山車まつりは、名古屋総鎮守とされる若宮八幡社から始まります。ここに福禄寿車、湯取車、鹿子神車、河水車、王羲之車、内屋敷唐子車、二福神車、紅葉狩車、神皇車の9輌が集まり、御囃子・からくり奉納を済ませ、東照宮へ向かいます。その途中で、相原町唐子車、布袋車、中町唐子車、神功皇后車の4輌が合流し、総勢13輌の山車行列となり、本町通を北へと進みます。
そして、このまま13輌で東照宮へと思いきや、後から合流した4輌は、東照宮ではなく名古屋城に向かうため本町橋交差点にて曳き別れ、再び9輌で東照宮へと向かいます。
そして到着。見物客でいっぱいです。
ここでの見所は、山車の旋回!
屈強な大男達が、フルパワーで山車を担ぎ上げます!
車輪が浮いていますね。すごいパワーです!長者町の「かたい山車」の試走では、旋回させるのにちょっと時間がかかっていたようですが、こちらはさすがプロ、早いです!
東照宮での御囃子・からくり奉納を済ませたら、今度は那古野神社へと向かいます。しかし、すぐには那古野神社へは入らず、少し手前で山車を止めて、ちょっと休憩です。
そんなこんなで陽も落ちてきた夕刻、山車の提灯が灯されました。
提灯が灯ると雰囲気が一気に変わります。これぞ祭!ってな感じです。夏祭りのようなワクワク感があります。ここからが第二ステージの始まり、那古野神社での御囃子・からくり奉納が行われます。
その後、9輌の山車は名古屋城正門前駐車場へと向かい、そこで翌日の名古屋まつり山車揃えに備え、安置されます。
これにて大山車まつりは終了となるのですが、そういえば、途中で別れて名古屋城へと向かった4輌はどうなったのでしょうか・・・?
聞いたところによると、名古屋城に到着後、正門をくぐるために屋根等が分解し、城内へ入城。再度屋根等を組み立て、御囃子・からくりの実演が行われたそうです。分解、組み立ての様子はちょっと見てみたかったですね。
余談ですが、今回参加していた山車の中に長者町とちょっと関係のある山車があったそうなので、そのお話を。それは、現在中村区名駅にある「二福神車」です。この山車には、大黒様と恵比寿様の二つのからくり人形が乗っているのですが、それらのデザインが、昔長者町にあった山車に乗っていた大黒様、恵比寿様と同じなのだそうです。長者町の山車は戦災で焼けてしまったため、実物で確認することはできませんが、本当だとしたらこの二つの山車の間にどんな関係があったのでしょうか?興味深いです。
そんな疑問を残しつつ終了した大山車まつり、次回、100年後をお楽しみに・・・?
ちょっと飛び出してみました
あいちトリエンナーレもあと二週間ちょっとで終了してしまう・・・というわけで、たまにはいいだろーと思い立ち、今日は長者町を飛び出してみました。
向かう先は、オアシス21。そう、草間彌生さんの作品です。
早速オアシス21へ向けて出発。もちろん徒歩で・・・行くワケない。
もはやみなさんご存知かと思いますが、長者町⇔愛知芸術文化センター間は2種類の移動手段があるのです。
ペロタクシーと、草間彌生さん仕様の水玉プリウスです。
ここは、草間さんの作品を見に行くのだから、当然プリウスだろうと思い、乗り場に行ってみると、1時間待ち・・・。流石にそんなには待っていられん!ということで、あっさりペロタクシーに変更。こちらは15分待ちで乗ることができました。
で、早速出発です。
愛知芸術文化センターまで、15分程の道のりでしたが、その間にドライバーさんがペロタクシーについて色々なことを教えてくれました。形は二種類あること、トリエンナーレが終わったら、数台は大須や名古屋城で使われる予定であること、雨の日のこと等々・・・楽しい時間を過ごさせてもらいました!
そして到着。ふと見ると、私が乗っているものとは違う形のペロタクシーが停まっているではありませんか!さっき二種類あるって話してたばかりなのに、こんなに早く両方見られるとは・・・。
こちらが私が乗ってきたペロタクシー。ドイツ製だそうです。ドライバーさんは、こちらの方が運転しやすいと仰っていました。
で、こちらがもう一つの方。日本製だそうです。ドイツ製に比べてちょっとコンパクトな感じでしょうか?乗り込みやすさはこちらの方が上だと仰っていました。
さて、到着したらまずやっておかなければいけないこと、それは、帰りのプリウスの予約!!ここまできて、プリウスに乗れない、なんて事態はカンベンなので・・・
早速乗り場に行ってみると、案の定予約でいっぱいです。次の空きは17時て・・・(現在14時)。えー乗れないじゃん、と思いましたが、よく見ると、14時45分発に1名であれば相乗りで乗車可能、とあるではないか!迷わず予約です!
なんとか予約を済ませ、オアシス21に上がります。
階段を上りきった先に広がるのは、水面から現れる黒い水玉模様のピンクの物体群。草間さんワールド全開です。タイトルは「命の足跡」だそうです。
ベンチに座ってゆっくり作品を眺め、周回を一回りすると、もうすぐプリウスの発車時間です。早いよ・・・。愛知芸術文化センターも少し覗いていこうと思ったのですが、断念です。
ちょっと急ぎ足で乗り場に向かうと、プリウスが待っていてくれました。
パッと見た第一印象は、ウシと熱帯地域にいる両生類・・・。そして、乗ることになったのは両生類の方!
実はプリウスって乗るの初めてなのです。というか、ハイブリッドカーに乗ること自体初めてです。感想は・・・走り出しが静かすぎて不思議な感じ。何か、台車に乗った状態で屈強な男に後ろから押された感じです。
ちなみに、内装は普通のプリウスでした。水玉模様でなくてガッカリしたような、ちょっと安心したような・・・。
以上、出発から帰還まで、1時間足らずのハードスケジュールレポートでした。
息抜き
本重町通の「喫茶クラウン」さんに、淺井祐介さんの作品が展示されています。
長者町で作品を観て回り、さて、ちょっとお茶でも飲みながら休憩しようかな。で、やっぱり行くなら作品が展示されているお店でしょう、というわけで、行き先決定!
作品は、額に入れられた絵画と、マスキングテープに描かれたものがありました。が、私が行ったときは店内がお客さんで賑わっており、絵画の方は撮影を断念。
そのかわり!
案内された席は、マスキングテープの作品の真ん前!特等席ではないですか!こちらは写真撮り放題状態です(笑)近すぎて、引きの写真は撮れませんでしたが・・・
写真を撮り終えて、おいしいコーヒーを頂いていると、店員さんがやってきて、コースターと紙ナプキンをくれました。これらのアイテムにも淺井さんの絵が描かれています。
・・・もったいなくて、使えやしません。大事にお持ち帰り決定です。休憩すると、ちょっと得した気分になれる、喫茶クラウンでした!