昨日はよろずでした。


相談は5件で、枠びっしり。本気度の高い相談ばかりです。真剣に自社の強みをつくり、事業を組み立てていこうと行動しています。


一緒に強みを探り、足りなければブラッシュアップしていく作業はたいへん面白く、充実しています。既に強みがあってお客様もいるのに、本人が強みを認識していない、どこが本当の強みなのかを把握していない、だから上手く伝えられないということが如何に多いことか!


でもそこに商売の醍醐味があるのかなー、とも思います。


先日とてつもなくスケールの大きな事業を展開している経営者と話をする機会を得ました。海外で大活躍されています。


その方との話の中で感じたのですが、日本全体として、海外に上手に価値を伝えられていないもの、まだまだたくさんあるのではないでしょうか。逆に、求められていないものを押し売りしようとしていることはないのかと自省することも時に必要かもしれません。


要は、お客様が価値を感じてくれていることこそが強み。これが基本です。主観だけだと判断を誤るおそれがあります。品質が良いとか安いとかを判断するのは買い手です。


私の事業も、お客様が価値を感じてくれているかどうかを判断し、4年目以降事業の取捨選択を大胆に行いました。その結果、資格業務である行政書士の仕事は、大半をカット。限られた3分野のみを残しました(もちろん顧問先など単発でお受けすることはありますが)。


残念ながら、「安ければそちらの方が良い」と思われてしまう業務もたくさんあります。そこにはビジネスチャンスはありません。値下げ競争に終わりはありません。


私の場合、行政書士の業務も含めて、「スピード」というのが売りになっている業務が予想以上にたくさんありました。開業当初から理念に掲げていましたが、これは非常に良かったと実感しています。お客様にスピードを提供するために求められること、それがスキルアップ、意識変化、さらに顧客満足に繋がっていたのです。究極は「即答の美学」を追求しています。道程に終わりはありませんが、日々地道に精進したいと思います。これがたぶん私の生きる道かな、と。


今回は思うところを述べてみました。