もう少し息子の耳のブログが続くが、
どうかお付き合いを・・・。
(今日はちょっと長いですが・・・)

入院前の最後の診察までの2週間。
普通に過ごしていれば問題のない2週間だと思っていたのに・・・。


5月13日 日曜日

前日も普通にすごし元気いっぱいだった凪。
しかし、朝起きて、少し時間がたったぐらいから耳を気にしている。

「痛いの?」聞いてみるが返事は微妙。

「うーーーん、痛くないけど痛いかも・・・」

まぁ、ちょっと様子を見ようか。
そう思うが、気になって仕方がない。

そうこうしてると、

「痛い痛い痛い痛い!!!!こっちの耳が痛いよ~」と叫ぶ凪。

でも、ちょっとするとまた普通に戻って遊んでいる。
熱もない。
風邪をひいているわけでもない。

またしばらくすると・・・

「痛い痛い痛い痛い!!!!こんどは二つの耳が痛いよ~」と叫ぶ凪。

どうしよう・・・・

とりあえず病院でもらった鎮静剤を飲ませた。

そして日曜日だがこども病院に電話をしてみた。

当たり前だが、外来電話は、本日が休診であることを案内するテープが流れていた。
改めて、代表番号にかけると、休日の警備と思われるおじさんが出た。

「すみません、そちらの耳鼻科にかかっている子供の母ですが・・・」

状況を説明したものの、休日の急変は急患センターへ行ってくれとのこと。
なんとも、愛想のない淡々とした対応だったが、まぁそれも仕方がない事なのだろう。

電話を切って、凪の様子を窺うが、痛がっている。

私は、急患センターに行くことを決めた。

偶然にもその日は母が、我が家に来ていたので、娘をお願いしすぐに病院へ向かった。
我が家から、急患センターまでは車で約10分。

この10分の病院への間の車の中で凪がお腹が痛いと言い出した。

ママ「え?大丈夫??トイレ??」

凪「違うよ~いつもの車に乗ったときの、お腹が痛いののやつ~」

ママ「え??だってまだ車に乗って5分も経ってないよ~すぐに着くから頑張って!!」

凪「痛いよ~お腹も耳も痛いよ~」
そういって、泣き叫ぶ凪。

運転中の私は若干パニックになりながらも、万が一に備えて
車のサイドポケットに常備してあるスーパーの袋を凪に持たせた。

そして、あと信号2つで到着というとき・・・・・
吐いてしまった。

車は運転中。

ちゃんと持たせたスーパーの袋に吐いてはいる。
「オエーオエー」と言っている息子を気にしつつも車は停めれない。

「ごめん、もう着くから頑張って!」そう言って車を走らせた。

結局、到着した時にはスッキリした様子でケロッとしている。

「あースッキリした」
そういってスタスタと病院に入って行った。

急患センターの耳鼻科は、内科・小児科に比べるとすいている。
この日も1人の診察待ちですぐに診てもらうことができた。

先生に今までの経緯、こども病院にかかっていること、のちに手術を予定していること、今飲んでいる薬、今日の朝からの状況、鎮静剤を飲ませたこと、車の中で吐いたこと、全部を伝えた。

「あーこれは急性中耳炎ですね~」

ちょっと意味が分からなかった。
凪は現在、滲出性中耳炎で病院に通っているのに、急性中耳炎になるのか?
先生に率直に聞いてみた。

「もちろんなりますよ~。鼓膜の中に何らかの形でばい菌が入って炎症を起こしたんでしょう。でも鎮静剤飲んだのに、まだ痛いんだよね~。じゃあ切開しないといけないなぁ~僕、頑張れる?」

そういうと、凪の顔を覗き込んだ。

鼓膜切開の恐怖を憶えてしまっている凪は、「いやだいやだ」と泣いている。
でも、痛みをなくすためにはもう切開しかないのだ。

まずは点耳麻酔。
麻酔が効く15分ほどの間に、凪は疲れて寝てしまった。

15分後、寝たままとはいかないので起こす。

私の膝の上に座らせて動かないように押さえる。
看護師さんもみんなで押さえる。

男の子は意外に力が強い。
必死で抵抗する凪。

先生が耳にメスを入れようとすると、動く。
「あぶない!」と先生は慌ててメスを耳から抜く。

そんなことを何回も繰り返した。

必死に抵抗しながら泣くなぎを見て、私も一緒に泣いた。
「先生、もうやめて下さい」と言おうとしたが、それでは今の痛みは治らない。

目を瞑って、じっと私も我慢した。

両耳の切開が済んだ時には、先生も看護師さんも私もそして凪もグッタリしていた。

「よく頑張ったね!」そう言って先生は凪を褒めてくれた。

そして私にこう言った。
「今、こども病院に通っているとおっしゃいましたね。そこの先生にはそこの先生のやり方があると思いますが、飲んでいる薬も効いてないからこうやって、急性中耳炎を起こしてるわけですし、僕は耳にチューブを入れる程の事かな?と思いますよ」

この先生のこの言葉をどうとらえていいのか正直わからなかったが、
こども病院の主治医よりは年齢も上の方っぽいし、とりあえず「はい、よく考えてみます」とだけ告げ、病院を後にした。

正直、不安な私をさらに動揺させる急患センターの先生の言葉。

いったいどうしたらいいのだろう・・・・




2度目の診察は、GWも終わった5月8日だった。

この日はどうしても外せない業務があったので
病院への付き添いを母と妹にお願いした。

私は病院まで凪と母を送り仕事に出かけた。

この日は詳しい聴力検査と、
前回切開した後の耳の状態の確認が受診の内容。


母からの診察終了の電話を待っていた。

11:30AM。
母からの電話が鳴った。
急いで出てた私は間髪入れず「どうだった?」と聞いた。

前回切開した鼓膜はきれいに塞がっていたようだが、
ふさがった鼓膜の中にまた、粘液が貯まりつつあったようで、
聴力検査の結果からも聞こえにくい状態に戻っていたそうだ。

「このままじゃ、鼓膜切開→廃液→鼓膜閉じたらまた液が貯まるの繰り返しなって、なかなか改善していかないので、耳の中(鼓膜)に小さなチューブを入れて、常に空気が通るようにして鼓膜内に粘液が貯まらないようにしましょう」

と先生から話があり、この処置が片耳10分程度の簡単な処置ではあるが全身麻酔をかける手術になることも説明された。

私は事前にいろいろ調べていたので、チューブを入れることが滲出性中耳炎の効果的な治療であることも、その方法が全身麻酔の手術だということも知っていた。

だから、母から聞いた時も驚かなかったし、それがなぎにとって最善の方法なら迷わず手術を受けさせようと思った。

ただ全身麻酔をかけるということ、我が子の初めての入院、手術・・・ということに母親としてかなり動揺した。

手術の日程や諸々は私が付き添う次回の診察で決定することになった。
次の診察は2週間後の5月22日。
また不安な2週間が始まった。

ちょっと話が変わるが、凪が4歳になる前くらいから、
車酔いをするようになった。
車に乗ると、お腹が痛いと必ず言い、
遠出でもしようものなら、結構な確率で吐いていた。

それが今年のGW、主人の実家宮崎に帰省の際は、
行きも帰りも、お腹が痛いと一言も言わず
まったく酔わなかった。

もしかして、耳に溜まっていた粘液と関係してる??
出してしまったから車に酔わなくなったの??と思った。

もちろんネットでいろいろ調べてみた。
が、滲出性中耳炎と車酔いの因果関係はなかった。

ただ、滲出性中耳炎と車酔いに関する質問や
書き込みは多く見られたので、何か関係があるのではないかと私は思う。
かかりつけの耳鼻科でこども病院を紹介していただいて早2週間。

やっと、こども病院での診察日がやってきた。

朝9時半。
初めて入る、こども病院。
病院内は本当に明るかった。
至る所に、キャラクターや素敵なイラストが描かれてあり、キッズスペースがあったり、絵本がおいてあったり。

当たり前だか、たくさんの子どもたちがいた。

私たちは、受付をすませ、耳鼻科外来へ。
多くの患者であろう子どもたちが待っていた。

凪の順番になり、診察室に入ると、優しそうな女性の先生が待っていた。

今までの経緯と、かかりつけ医から預かった診断書を渡した。

すぐに顕微鏡で耳の中を見ることに。

「耳の中に水(粘液が)貯まってますね・・・それも両耳ですね・・・。
きっとこれが原因で耳の聞こえが悪くなっているのでしょう・・・

結構、濁ってるのでとりあえず今日は切開して出しましょうね」


そういって、診察台に抑制(体が動かないように縛り付けられること)されて
悲しそうにワンワン泣くなぎを見て、私も泣きそうになった。

鼓膜切開はものすごく痛い。
もちろん点耳の麻酔を使うが痛いものは痛い。

針の先ほどの小さなメスで鼓膜を切開する様子が
顕微鏡を通したモニターで確認できた。

切開した瞬間、鼓膜の中から、何とも言えない液体が溢れ出た。
それを機械で吸っているがどんどん出てくる。

モニターで見ているので大きく大量の液体に感じるが、
耳の中の本当に小さな穴なので、実際は数mlレベルだろう。

「ママがいいーママがいいー」と泣き続けるなぎの、手を握ってあげることしかできなかった。

反対の耳も同様、同じ処置を行い終了。

汗でびっしょりになった彼は、疲れ果てていた。

「今日はいったん耳の中の水を抜いたので様子を観ましょう。
次回の検診で、鼓膜がふさがり、中に水がたまって無いようであれば問題ないですよ」
との説明であった。

次の検診では、診察の他にも聴力検査も予定に入れてもらった。

診察室を出た瞬間、凪がこういった。

「耳が聞こえるーーーーーーー!!!!!!あの先生、すごーーーーーい!!!」

この言葉を聞いて、かなり耳の聞こえが悪かったことを実感した。
そして、すっきりした凪の顔を見て安心した。

次回の検診の予約を取り、帰路についた。
我が家から自転車で10分の場所。

帰りの自転車で凪はずっと耳が聞こえるようになったと喜んでいた。

次回の検診は5/8。
この日はどうしても外せない業務があるので母にお願いすることにした。

きっと、この日には治ってるんだと信じて、安心しきっていた・・・。
前回の記事の続きです。

もしかしたら、聞こえていないのでは?と思った私は、翌朝イチで耳鼻科を受診することにし、その夜はネットでいろいろと検索した。

今の時代、ネットを通して知りたい情報が山のように入ってくる。時には必要以上の情報が入ってくる事だってある。

私は『幼児 耳 聞こえにくい』等の言葉で検索した。

そして一つの耳鼻疾患にたどり着いた。

『滲出性中耳炎』

私は医療従事者ではない。ただ、自分が母になって思うが、母親とは時に、病院の先生に匹敵するほどの、『勘』が働く。

なごみが病気になった時もそうだった。
ただのアザが、ただのアザじゃないと感じた。

熱が出そうな日。
嘔吐しそうな日。

予感がする。
だから母親なんだ。

『滲出性中耳炎』の説明には、ここ最近の、なぎの行動パターンが当てはまる内容が書かれてあった。

・呼び掛けに返答しない。・テレビを至近距離で見る・テレビのボリュームが大きい etc…

私は『滲出性中耳炎』を確信して、翌朝かかりつけの耳鼻科を受診した。


かかりつけ耳鼻科での診断結果は…

『滲出性中耳炎』

すぐに聴力検査を行った。
結果は正常時の半分くらいしか聞こえてないとの事。
この滲出性中耳炎は、痛みがなく、鼓膜の内側に粘液がたまるもので、聞こえが悪いという症状を訴えない乳幼児の場合は気づく事が難しいそうだ。

気づいた私はラッキーだったんだ。

さらに詳しい検査をするために福岡市立こども病院を紹介していただいた。

大きな病院を紹介されると途端に不安になる。
自分の想像を超える病気が待っているのではないかと…。

予約でいっぱいこども病院での診察は、2週間後に決まった。
無理を言ってやっと取れた予約だった。

大丈夫だとわかっていても不安でいっぱいの2週間を過ごす日々となった。
3月の上旬~中旬頃の事。

やんちゃ真っ只中の息子(nagiなぎ)が横着にも、私の話を無視するようになった。

ママ「なぎ~保育園の荷物出しなさーい」
なぎ「・・・・・・・・・」

ちょっとボリュームを上げて。

ママ「なぎ~早く出しなさーーい」
なぎ「・・・・・・・・・」

気が短いので、私、キレル。

ママ「なんで知らん顔しとーとよー、何度も言わせるな~ 〇□×※△〇□×※△〇□×※△〇」
なぎ「はーーーーい」

時には・・・・・

ママ「今日、保育園どうだった??」
なぎ「ん????(ニコニコ)」

ママ「だ か ら、保育園楽しかった??」
なぎ「ん?????何が???(ニコニコ)」

ママ「え??ふざけとーと??<`ヘ´>」
なぎ「(無視 他のことに集中)」


そんな事に似た事がまぁ、ちょいちょいあって、
ワザとに聞こえないふり、聞いてないふりをするのも成長かと自分に言い聞かせ
日々を過ごしておりました。

ひどい話ですが、真剣に旦那さんと、
「なぎはちょっと、アホなんじゃないか?」なんて話してみたり。
だって、怒られても怒られても、響いてないというか、いつもマイペースだし。

と思いつつも時は過ぎ、相変わらず、なぎの無反応は続いていたのですが、
この頃から、気付くときまって、テレビの前にいつも立っていました。

ママ「目が悪くなるからさがりなさーい」
なぎ「はーい」

10分後・・・・

ママ「あれ??またテレビの前に立ってる、さがらんね!!」
なぎ「はーい」

これまた、日々この状態が続き、テレビのボリュームもいつもは
『18』で充分なのに『23』になってたり。

そうして、私は「ハッっ」と思ったのです。



「もしかして・・・・・耳、聞こえていない????」