某日





仕事終わりに車を走らせ箱に向かう。





今日はボヤッキーと。
どうやら終電を逃して街に出れないらしい。





準備して彼を迎えにいく。






到着して何気なくツイッターをスワイプしてた。





あ、ソン。
ブログ更新してるやん。


 


彼を待ってる間何気なく読んでいた。







本当にいい記事だった。




スペ高レディと戦う為に自分大きく見せて、偽りの自分で戦う。小手先の技は見抜かれて丸裸にされるのだけども、本当はそれでよくて。




カッコつけないバカで丸裸のソンが魅力的だったって。





泥臭くてカッコよくないブログ。





心に響いた。





きっとソンは遠くない未来、凄いPUAになるよ。






僕たちは女の子を追いかけてナンパを始めた。
理想の相手を探してか、はたまた即の為か。





そしていつしか、ナンパのことも好きになってクラスタの世界に足を踏み入れた。





ナンパは趣味の1つとなり、自分もゲームのプレイヤーになり気がつけば、仲間やライバルがいた。






その中でもソン君は誰よりも努力家で僕よりずっとずっと熱心に勉強していると思う。





負けず嫌いの頑張り屋で、野心家で。
会う人全てから学んで成長しようとする人。






僕たちは負けたくなくて、ナンパうまくなりたくてルーティンや振る舞い方、正解を凄腕と呼ばれる人達から吸収しようとした。







でもそれは自分の物ではなくて、合わないのか、時には背伸びし過ぎていたのか。





いつしか自分は上手く仮面を被ろうとばかりして本当の自分を見失っていたのかも。








自分と重ねてみながら読んでた。







でも、女の子は本当に賢いと思う。こちらの考えてることなんて全てお見通し。下心も全て。





今までも出会った女の子にありのままでいいよ、飾らないままのがいいよって言われてきた。






だから虚勢を張らないで、等身大の自分で。
飾らないその自分らしさこそ魅力なのだろうとやはり思う。






記事を読んでカッコ悪くて泥臭い、素直な等身大のソンにグッときて感動の涙が出そうになる。







ボヤッキーがきた。





ひょうきんな顔で駆け寄ってくるボヤッキーを見て熱くなった涙腺が急に冷めた。






どうやら今日は少しコンビをしてくれるらしい。







それを聞いて、あ、多分いつも通り今日も完ソロやろうな。そう思ってた。





一瞬子鹿箱を回って貝殻箱へ。
先輩のリディ君とたくぞうさんに挨拶。
コンビ即にコミットしていた。






ボヤッキーは一声だけコンビしてくれたものの案の定僕と彼は全くコンビしていなかった。





結局貝殻は坊主で凄腕3人と爺にinする。ソロで徘徊してたまにたくぞうさんが逆三のフォロー入ってくれたり楽しかった。





そして






たくぞうさんはいつのまにか帰宅し、僕はリディくんと仮想相方のボヤッキーの和みを見届けてソロでGTに出たど平日の6時半。







声かけしながら街を徘徊し、リディくんの逆三連れ出しを見て、ボヤッキーの即報が鳴り。







重なるようにそのタイミングでオンリーワンに振られて病んだり。






でも気合で声かけて





逆三ガスト連れ出し。






欲にまみれた仲良しな凄腕ボヤッキーを召喚。







ハイツさんを交えての仮想ナンパ師忘年会は腹をかかえて笑った。



失恋に曇った僕の心は快晴へと変わった。



ハイツさんは凄腕だ。





これはこれでみんなに話したい。




そうこうしてるうちにボヤッキーは担当を仕上げてしまう。



早すぎ。



ここガスト。笑






まだ僕は担当子を全く仕上げれない。
状況も状況過ぎてコントロール出来ない。





事前打ち合わせとかもなく、ハナからコンビ即を狙っていなかった僕らにゴールは見えてなくて、でも、やるしか無かった。






歩幅をずらしてのウォーキングセパ、デートセパ。
歩きながら和んでホテルインを狙う。



強いグダ。流して、崩そうとしてもグダ。




ボヤッキーと担当子がネカフェイン。







ダメだ。。僕のほうは別で送っていくよ。





もう車の中でも会話はブツ切れ。


コンビ即への焦り、坊主の悔しさ、振られたショック、しかもさっき振られたオンリーワンと名前が一緒。



…それとちょっと可愛い。




一向に相手の話で盛り上げられず
ルーティンなども通じず表情も強張る。






最後には「眠たすぎて無理に会話してる。少し休憩したい」なんてカッコ悪過ぎる打診を実はしてたり。






もちろんグダ。


当たり前。自分でも分かる。
ルーティンは通用せずマインドはブレてて超不自然な態度、表情。クソAFC *\(^o^)/*






カッコ悪。








でもそれが俺だ。










上手い女性の扱い方なんて心得ていない。








カッコよくなんて口説けない。








とにかく全て伝えた。恥ずかしい部分全部さらけ出した。







本当は疲れてるんじゃなくて



  
緊張して




無理に話そうとしてること。







目を見るとドキドキしてしまうこと。ボヤッキーのように素直にまっすぐにアプローチ出来るのが羨ましいこと。








カッコ悪い自分の話を少しだけ。








俺って昔付き合ってた彼女に3日で別の男とホテルに行かれたんだよ。逆に女の子に遊ばれてるんじゃないかって。笑





黙って聞いてくれた。








今このぎこちなさから解放されて本気でお互いを知り合いたいと思ってる。




君のような素敵な女性になら遊ばれてもいいなって思える。




だから今日は本気で君を抱きたいと思う。




嫌がるようなことは俺には出来ないししたくない。まだ一緒にいてくれる?












"いいよ。"













コンビ即。








本当に激しく乱れた。






華奢な体に似合わない綺麗な尻





綺麗な乳房。振られた彼女と同じ名前の彼女を思い切り抱いた。






俺についてきてくれてありがとう。






自分のこと上手く話すのが苦手で相手のことを聞きたいから、たくさん話してくれたのが良かったんだって。





相手のことを聞き出すこのとに特化したナンパのテンプレとは真逆だった。







それでも1つだけ言えるのは自分自身に嘘をつかず等身大の自分で勝負した。







モテたことなんてないし女心なんて全く解らない。上手いこと言えないしまっすぐ気持ちを伝えることしか出来なかった。





"飾らないほうが素敵だよ。"





…女心は相変わらず解らないけど。







僕は即の度に恋をするようなAFCだし、PUAにはなれないのかもしれない。








常に例外じゃないし、どこにでもいるごく普通の男だし。








それでも、素直な気持ちをまっすぐしか伝えられない俺のことを素敵だよって言ってくれた。






"ありがとう。すごく楽しかった。"






いや、こちらこそ。





最寄り駅まで送ってさよならした。





バンゲ打診はせずに。










またいつかきっとMの街で会えるさ。







この5人でダーーーーーーイwww出来ることはもうないけど。











大切な事に気づかせてくれたM街のGTにも夢はあった。














また遊ばれてしまったなぁ。
























ありがとう。




















2即目の相手に俺を選んでくれて。















fin