前回のブログで、レベルアップとは、ロバート・ディルツ氏が提唱したニューロロジカルレベルにおいて、上のレベルに行くことだと書きました。

つまり、ざっくり言うと自分の住む世界を変えるという感覚です。

このブログのテーマであるゴルフに当てはめてみれば、ゴルフを上手くなりたい時に、たくさん練習すれば必ずレベルアップできるかというと、NLP的にはそうではないということです。

前回のブログの最後で例を挙げました。

「世界一になるためには、人よりもたくさん練習しなければならない。」
「1分でも、1秒でも多く練習した選手が世界一になる。」と考えているゴルファーがいるとします。

この人はニューロロジカルレベルのどのレベルにいるのでしょうか?

そうです。行動の世界ですよね。下から2番目です(笑)

このレベルに住む人はたくさん行動すれば結果が出ると信じています。
確かに、あるレベルまではそうでしょう。

クラチャンレベルくらいかな?

このレベルの人はこう言います。
「練習は裏切らない!」
「努力は必ず実る!」

そして結果が出ないとこう言います。
「こんなに頑張っているのに何が足りないんですか!?」

そして、精神的に沈んでしまいます。。。

申し訳ありませんが、心理学的に言えば、この人は新しい知識が必要です。

だって、一日は24時間しかないし、体力には限界があるので、この考えには限界があるのです。

現在の世界ランク1位のヤニ・ツェンが、世界中の誰よりも睡眠時間を削り、誰よりもたくさん練習しているかといえば、おそらく違うでしょう。
(もちろんおそらくはジュニアの頃、彼女にもそういう時期もあったと思います。まず環境レベル、そして行動レベルを経て、彼女は今もっと高い世界にレベルアップしたと考えられます。)

では、この環境レベルの次のレベルってなんでしょう?

能力、ですよね。

行動のレベルから能力のレベルにレベルアップするとやっと下から3番目の世界の仲間入りです。

この能力のレベルの世界の特徴は一言でいうと「量より質」の世界です。

なので、ただたくさん練習するのではなく、レッドベター氏の技術指導を受けたり、フィジカルコーチをつけて専門的なトレーニングをしたりするのです。プロっぽいですね。

そしてこの能力レベルの世界も、ある程度で限界が来て頭打ちになるのです。

この上のレベルに「信念・価値観」のレベル、そしてその上に「アイデンティティ」のレベルがあるのですが、それについてはまた次回に書く予定です。

今、行動のレベルにある人はまず、能力のレベルにレベルアップしてみたらいかがでしょうか?

自分がいるレベルが変わることで、今抱えている問題は解決するはずです。
今日のブログは、ニューロロジカルレベルの話であり、アイデンティティ(自己認識)の話です。そして、ざっくりまとめると「レベルアップ」とはどのように起こるのかという話になります。

アインシュタインはこう言いました。
「我々の直面する問題はその問題が発生した時と同じ考えのレベルで解決することはできない」

ここで言われている「レベル」とは何の事でしょうか?

私はこのレベルは、ロバート・ディルツ氏が提唱したニューロロジカルレベルのことだと考えています。

ディルツ氏のニューロロジカルレベルには6つのレベルがあり、上位のレベルの変化は必ず下位のレベルに影響し、何らかの変化を起こします。

逆に下のレベルの変化は上のレベルに影響を及ぼす事もありますが、必ずしもそうなるとは限りません。

$NLP de GOLFING

このレベルとは、上から、
1.スピリチュアル
2.アイデンティティー(自己認識)
3.信念・価値観
4.能力
5.行動
6.環境です。

「スピリチュアル」は、個人としての意識を超えて、大自然や宇宙とのつながり、大きなシステムの一部であるといった感覚のレベルです。

「アイデンティティー(自己認識)」は、自分は誰なのか、自分の存在理由、使命、を意識するレベルです。Who?(私は誰?)に対する答えでもあります。

「信念・価値観」は自分が大切にしている事、信じている事、時には思い込みもこれに含まれます。Why?(なぜそれが大切か?)に対する答えでもあります。

「能力」は、可能性、技術といったものを含みます。How?(どのように?)に対する答えでもあります。

すなわち、スピリチュアルレベルで宇宙とつながれるような高い魂のレベルを持つ人は別として、私のような一般ピープルは、アイデンティティの変化こそ最強の変化を起こす力があるということです。

アイデンティティが変われば、その下のレベルである価値観、能力、行動、環境は必ず変わるからです。

例を挙げて説明しましょう。

2007年に私は「自分はエリートアスリートである」というアイデンティティを勝手につけました。
すると、お酒を飲まなくなり、加工食品を食べなくなり、定期的な運動を欠かさずするようになりました。

「エリートアスリート」というアイデンティティを設定したことで、価値観が「お酒は毒物である」と変わり、フルマラソンのタイムが改善され(能力)、日々の行動が変わり(行動)、スポーツジムに真面目に通うようになりました。(環境)

アイデンティティを変えたことで、その下位の価値観、能力、行動、環境が全て変わったのです。

アイデンティティは自由につけることができます。しかも、何個でもつけることができます。参考までに、私のアイデンティティをいくつか紹介させていただきます。

エリートアスリート
愛と感謝に満ちたチームリーダー
お金の磁石
時間管理のマスター
ハンディ7のNLPの達人…etc.

繰り返しますが、どんなアイデンティティを自分に付けるかは勝手です。
そして、いくつでも付けることができます。さらに、それが自分の価値観、能力、行動、環境を変える力があるのですから、素晴らしいことではないでしょうか?

あなたの大きな夢、目標を達成するために適切なアイデンティティを自分自身にプレゼントしてみましょう。

あと、レベルアップの話ですね。

私達は、このニューロロジカルレベルのどこかのレベルに生きています。
最初は誰でも環境のレベルから始まって、一つずつレベルアップしていきますし、あるレベルで成長が止まってしまう人もいます。

分かりにくいですね。。。

例を挙げて説明しましょう。
あるプロゴルファーがいるとします。彼女はこのように考えています。
「世界一になるためには、人よりもたくさん練習しなければならない。1分でも、1秒でも多く練習した選手が世界一になる。」

この選手はさっきの6つのレベルのどのレベルにいる人なのでしょうか?
その答え、そしてレベルアップの話を次回に!
昨日、久しぶりに参加した月例会で、40、42の82で優勝しました。

昨年からずっと「80台で回りたい!」と思い、そのために自分のゴルフにNLPを使っていた訳ですが、80台後半ではなく、82を出せたことに驚いています。

昨日のプレーではいくつかの氣づきがありました。

一つ目。現実は脳の中の自己イメージが決めているということです。

昨日のプレー前に、「今の自分が最高のプレーをしたらどのようなスコアを出せるだろうか?」と自己対話をしました。すると、全部うまくいけば43、41の84でラウンドできるということが確信できました。

そして、実際のラウンドでは、前半4オーバー。後半は、15番まで1オーバーで通算5オーバー。
ところが、16番のティーショットを残り105Yのフェアウェイまで運んで、セカンドを打つときに、「このままいくと70台が出るけど、、、」と一瞬考えてしまったのです。

そこからの結果はNLPを学んだ人には書く必要がないでしょう。
簡単なセカンドショットをトップしてダボ。17番ダボ。18番ボギー。
明らかに70台が出せた状況で、自分からそのチャンスを捨ててしまいました。

自分に80台を出せる力があることは確信していました。
しかし、自分はまだ70台は出せないだろうと勝手に思い込んでいて、制限を自分自身にかけていたのです。

よく優勝争いをしている新人がシビれてスコアを崩すという場面があります。もちろん、緊張のあまりいつものプレーができなくなるということもあるでしょうが、自分の脳の中で不可能だと思っていることは現実にならないということです。

昨日、16番のセカンドでつい思ってしまったことは次の通りです。
「残り105Yか。このホールもパーが取れるなあ。17番は得意なホールだからパーが取れる可能性大。18番はロングなのでパーが取りやすいので、残り3ホール全部パーで77になるよね。」

(ここまではいいのでしょうがここから考えた次のことが問題だった)

「いや、それはおかしい。80台前半は出せると思っていたけど、77は今の自分で出せるスコアじゃないよ。」
こう思った瞬間、自分の思考通りに現実が引き寄せられました。

自分の中に、「80台は出せるけど、70台はまだ無理」という制限をかけていて、見事にその通りになりました。
70台は「自分は70台でラウンドすることができる」と確信できるときに現実になるのでしょう。
なので、今日から「私はハンディ7のNLPの達人である」と勝手に信じることにします。

もう一つの学びは「アイデンティティは力である」ということです。

昨日一緒にラウンドさせていただいた方の中に、パッティングする毎に「僕はパットが下手だからね。。。」とおっしゃる方がいました。

そして、パットを外す毎に「ほうら!また外れた!」
「どうしてうまく打てないんだろう?」とおっしゃるのです。
(NLPerの方々、彼のこの発言に容赦ないツッコミをお願い致します。)

この方は優しい紳士で、昨日自分がいいスコアを出せたのもこの方のおかげと心から感謝しております。そして、この方はこのままだといくら練習してもパットが上手にはならないと思います。

まず、「自分はパットが下手である。」というアイデンティティ。
そして、「どうしてうまく打てないんだろう?」という破壊的な自分への質問。

「質問の質は人生の質」とアンソニーロビンズが言う通り、自分自身にいい質問をすることは必須です。
「どうしてうまく打てないんだろう?」と自分に質問したら、自分の脳はどんな理由を探すのでしょうか?
「下手だから。」「センスがないから。」「メンタルが弱いから。」などでしょう。

それでは、「どうしたらうまく打てるだろう?」とか、
「パットが上手な人と今の自分との違いは何だろう?」と質問したとしたらどんな答えがでるのでしょうか?彼の脳はかなり建設的な答えを探すはずです。

アイデンティティ(自己認識)は、「私は〇〇である」という形の文書で表現される自己イメージのことですが、心理学では、アイデンティティの変化が最も強力で、人生を変える力を持つとされています。

パッティングをする毎に「自分はパットが下手である。」と宣言していたら、必ず、そのように能力を発揮し、そのように行動するでしょう。

アイデンティティのレベルは、能力のレベルや行動のレベルより上だからです。

アイデンティティの変化がなぜ一番強力なのかを理解するために、NLPの共同開発者、ロバート・ディルツ氏の「ニューロロジカルレベル」について次回に説明したいと思います。