昨日の夜。


なぜか急に


「わたしには何にもない」


ってぽっかりと空いた穴を身体に感じた。


昨日は午後に息子1号、2号がワクチン。

わたしと娘が花粉症で受診するために、夕方からお母さんに来てもらった。


お母さんには月数回、こどもを預けるから会う機会がある。


すごくありがたいし感謝をしているんだけど。


ここのところ、なぜか腹の底で沸々とした怒りを感じていた。


このイライラがなんなのか。

見えるようで見えない。

掴めそうで掴めない。


お母さんが帰った後、お風呂に入りながら考えた。


わたしはお母さんの何にそんなに腹が立っているのか。


他人のことばかり優先する姿に腹が立つ。

献身的であることを美徳としているのかなんなのか。


いろいろ思い返しているうちに、ふと、胸の内側から出てきた言葉が浮かんだ。


なんでどうでもいいことばっかり先に片付けようとするのかな

そんなのおいといて、こっちきてよ


そんな言葉だった。


昨日は無性にたこ焼きが食べたくなり、自分でたこ焼きを焼いた。


お母さんも一緒に夕食を食べて行ってと伝えていた。


病院やら犬の散歩やらで夜になり、夕食の時間もみんなドタバタしていた。


たこ焼きを焼いてテーブルに並べたのに、お母さんがそれを口にしたのはすっかり冷め切った後だった。


焼きたての、カリッとふわっとしたたこ焼きを食べた方が美味しいのに。

温かいたこ焼き食べてくれればいいのに。

せっかく焼いたのに。


お母さんは「なにこれ!すごく美味しい」と言っていたけれど。


そんな冷めたたこ焼き美味しいって言われたって、嘘にしか聞こえない。


たこ焼きが冷めていく間、お母さんは散歩から帰って来たモカの足を拭いたり、息子2号を抱っこしたり。


お母さんに対して


なんでそうやっていつも自分のこと後回しにするの?

人のせいにしないで自分の人生行きなさいよ


できないって頭でいつも諦めて

チャレンジはしたの?

なんでいつも最初から諦めるの?


って言葉が最初に出て来たけど、そうじゃなくて。


ただただ


はやくわたしのところに来て!

ねぇねぇ、たこ焼き美味しく焼けたから食べて!


って、3歳くらいの自分がそこにいたことに気づいた。


泥団子が上手にできたのを嬉しそうに見せる息子1号みたいに。


ただ、一口でもいいから、あったかいたこ焼きを食べて欲しかった。


まだ自分の中にそんなにこどもっぽくて不貞腐れた気持ちがあったことにびっくりしたけど。


そんな気持ちのそばに寄り添ってみた。


そんな1日だった。