暑中見舞い

唄 吉田拓郎
作詞 岡本おさみ
作曲 吉田拓郎

こんなに遠くの海に来ています こんなに遠くの海に来ています
彼女は鼻の頭まで皮が剥けて おまけに化粧もしてないけど
とってもよく笑うんです
暑中御見舞申し上げます 暑中御見舞申し上げます

君と幸子さんも元気ですか 愛するところはきみのアパートですか
公園はみょうに薄暗く秘密めいてて おまけに誰かにどこかで
見られてるみたいで いやですね
暑中御見舞申し上げます 暑中御見舞申し上げます

陰口言ってる人もいるでしょうね 長い休暇をとりました
休んでいると落着かないってのは 知らぬうちに病んでるんですね
もっときれいになりたいんです
暑中御見舞申し上げます 暑中御見舞申し上げます

子供のように笑えないけれど なにも考えず
駆けて 叫んで それから 跳んで なにも考えずなにも考えず
きれいに笑っていたいんです
暑中御見舞申し上げます 暑中御見舞申し上げます


ともだち

歌手 吉田拓郎
作詞 吉田拓郎
作曲 吉田拓郎

やるせない 思いを胸に 友だちは 去りました
今日という 日のくることは さけられぬ ことだったのでしょう

友だちは 遥かな旅路に 今いちど たたないかと
手をとって ふるえる声で 言ったけど あきらめたのでしょう

果てしなく 広がる夢と 自由とが ほしかった
あてのない 長い道でも 何かしら 信じてたのでしょう

今日の日は 私にとっては 届かない 彼でした
ふりかえる ことすら忘れて 友だちが こわかったのでしょう

汽車に乗る 後姿が 友だちを 語ってた
いくたびか こみあげてくる 悲しみも こらえてたのでしょう

傷つける ことはしたくない 優しさがわかりすぎて
バカヤロウ って言ってほしかった それだけを 言い忘れたのでしょう


ホームにて

唄 中島みゆき
作詞 中島みゆき
作曲 中島みゆき

ふるさとへ 向かう最終に 乗れる人は 急ぎなさいと
やさしい やさしい声の 駅長が 街なかに 叫ぶ
振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて
灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う
走りだせば 間に合うだろう かざり荷物を ふり捨てて
街に 街に挨拶を 振り向けば ドアは閉まる

振り向けば 空色の汽車は いま ドアが閉まりかけて
灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う
ふるさとは 走り続けた ホームの果て 叩き続けた 窓ガラスの果て
そして 手のひらに残るのは 白い煙と乗車券
涙の数 ため息の数 溜ってゆく空色のキップ
ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券

たそがれには 彷徨う街に
心は 今夜も ホームに たたずんでいる
ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券
ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券