さてさて、前回の話が先に進んだ。
苦情への返事は来ず、待ちくたびれその上からメッセージをポンと1つ送ったが、それでも音沙汰なし。
さあどうなることやらと英会話に入ったら、現教室長より元教室長より話を伺っているということで声を掛けられ、レッスン後にカウンセリングを行った。
やはり中身は「問題の形式」や「どう解くか」にスポットが当たっていたが、前回のようにガツガツ話をするというより話を聞くスタイルであった。このあたり、塾講師をしている身分からすると、ものすごく加減が難しい。
ちなみに俺は、話始めるといらんことしか言わないので、とにかく話さないことを目標としている。その中で、ちょびっとスパイス的に自分の考えを言う。もしこの流れで話を聞きたそうなら続きを言うが、そうなったことはない。このようにしている理由は、多くの生徒に一方的に話をしてしまい、苦情が来る、最悪退塾という流れがたくさんあったからである。実際、聞くスタイルになってからは何度かいい反応を頂戴している。
それはいいとして、英会話からの帰宅中に早速元教室長より返信が来た。現教室長も納得する答えをわたすことができていないと感じているため、電話を差し上げますとのことだ。
かなり早い対応がとられていることから、かなり問題になったことだと思う。申し訳なさもあるが、これくらいしてもらわなければ困るのだ。
また、続きはお電話の後にお話ししよう。
全然話は変わるが、研究室におけるプレゼンを行ってきた。11月の学祭前後に行われるのは自分の研究発表、こちらは論文を1つ選んでそれについて話し合う、といったものだ。
結果は残念。教授より大ダメ出しをくらう。というより、先に発表した人も同様の理由でダメ出しをされ、しっかり確認してみるときれいに当てはまっていることが分かり、発表を始めた時点で戦意喪失していた。
ダメ出しの内容は選んだ論文の出典が良くないというもの。読みながらうすうす気づいてはいたものの、ここまでダメとは思っていなかった。
論文の題名だけ見たなら大したもののように見えるが、よーく見てみると女子大の完全に専門外の人たちが書いたものである。そのデータを貼り付けただけのようなものであった。
これを通じて、京大の研究のレベルの高さを知ることになる。変な大学に通えばこのような論文?がまかり通ってしまうわけだ。この論文を発表しても何もダメ出しされることはないだろう。
しかし、京大は違う。レベルの高い研究しか許されない。これが高いレベルの大学に通う意味なのであろう。就職に強いとか、そんなんではないはずである。
まあ、教授もさっき研究室に入ったような人間がこういうことをきっちりこなせるとは思っていないはずだ。この失敗を経て、1っ歩ずつ成長していこう。
辛抱。
